日本人が一番かかりたくないのはガンでも糖尿病でもなく認知症
認知症は、記憶、思考、行動、および日常生活における能力に影響を与える一群の症状を指します。
認知症の恐ろしい所は一度発症すると治癒できず、進行を遅らせる事しかできないところです。
また一般的にあまり知られていないのが、認知症は記憶障害や認知機能の低下だけでなく、呼吸困難や嚥下障害、痛みなども伴います。
記憶障害や怒りっぽくなるだけではないんです!
発症後は年令や個人差にもよりますが、平均的に4∼5年から長ければ12年で亡くなります。
本人だけでなく、周囲も巻き込みゆっくりと不幸の連鎖を生む恐ろしい病気です。
一番かかりたくない、と思われるのも納得ですね。
主な種類
- アルツハイマー病: 認知症の最も一般的な原因で、全体の60〜80%を占めます。
- 血管性認知症: 脳卒中や血流の問題によって引き起こされる認知症です。
- レビー小体型認知症: レビー小体と呼ばれる異常なタンパク質の沈着が原因です。
- 前頭側頭型認知症: 前頭葉および側頭葉の神経細胞が損傷することによって引き起こされます。
予防と管理
現在、認知症の完全な予防法や治療法はありませんが、以下のようなライフスタイルの改善がリスクを減少させると考えられています。
- 定期的な運動 週に120分程度汗ばむ程度中程度の運動、速歩、ジョギング、エアロバイクなど
- 健康的な食生活 代表的には青魚に多く含まれるオメガ3など良質な脂質、ベリー類、ナッツ類、また神経伝達に良いとされるギャバやプラズマローゲンを含むサプリ
- 認知トレーニングや脳の活性化 脳トレや囲碁将棋、楽器、外交後の習得など
- 社会的なつながりの維持 仕事以外の人間的なコミュニケーション
- ストレスの管理軽減 ストレスによりの記憶の中枢である脳の海馬がダメージを受けます。ストレスを軽減するような習慣、良質な睡眠、瞑想、呼吸法など
認知症は複雑な疾患であり、早期発見と総合的なケアが求められます。適切なサポートとケアによって、患者とその家族の生活の質を向上させることが可能です。
全ての疾患にも言えますが、特に認知症は発症してから対策するのではなく、それ以前の対策予防が肝心です。
まだ若いから、自分は自信があるからと甘く考えずにできる事から始めて
認知症を予防しましょう!