その1 同じアレルギーでも改善するペースに差が出る
骨格の歪みを整える事でアトピー性皮膚炎や気管支喘息の症状を改善していく事は
「骨格の歪みがアトピー性皮膚炎、気管支喘息の原因になる理由と心がけたい4つの習慣」
で触れましたが、アトピー性皮膚炎と気管支喘息では改善するペースに大きな差が出る場合があります。
骨格の歪みを整えアレルギーの症状が軽減していく、生理的な要因の改善はほぼ同じペースだと思われます。
しかしアトピー性皮膚炎の場合は、
28日周期の皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)という時間的な要素を加味しなければならず、気管支喘息との改善速度の差となっています。
また施術によりアトピー体質が改善されていく過程でも、徐々に皮膚状態が良化していくアトピー性皮膚炎と、早ければ当日から咳き込みが減る気管支喘息では当然差として感じるでしょう。
その2 気管支喘息は物理的な要因の割合が多い
気管支喘息の発作は気道周囲が炎症を起こし腫れ上がり気道を狭めて、空気の通りが悪くなりゼイゼイと苦しく呼吸もままならなくなります。
さらに気管支喘息、アトピー性皮膚炎ともに9割以上の方に共通する
「右骨盤が押し上がり右肩が下がり、脊柱が右へ湾曲する」
という骨格の歪みが、アレルギーの原因となるだけで無く気道を湾曲、捻転させ空気の通り道をさらに狭めて呼吸の妨げになっているのです。
この骨格の歪み=気道の歪みでもあるといえます。
こうした生理的な原因以外に、骨格の歪みそのものが症状の悪化を招く物理的な要因の割合が気管支喘息は多いといえます。
その3 施術の効果が実感しやすい
アトピー性皮膚炎が改善するには
「骨格の歪みを整え→神経の圧迫を減少し神経伝達を向上→副腎のホルモン分泌機能が徐々に回復→アレルギー反応、炎症の軽減→正常な新陳代謝(ターンオーバー)」
という過程を日々繰り返しながら健康な皮膚状態を取り戻します。
気管支喘息の場合は
「骨格の歪みを整える→神経の圧迫を減少し神経伝達を向上→副腎のホルモン分泌機能が徐々に回復→アレルギー反応、炎症の軽減→症状、発作からの改善」
という過程と、
「骨格の歪みを整える→気道が確保され発作の症状が楽になる」という2通りの改善過程が同時に進行していきます。
2つ目の
「骨格の歪みを整える→気道が確保され発作の症状が楽になる」
という過程は早期に感じる場合が多く、気管支喘息患者様の場合は初回の施術後、ほとんどの患者様が「呼吸が楽になった」と口にされ、その状態も施術毎に延長されていきます。
薬剤を中止する場合も皮膚状態の変化に比べ、発作、咳の減少は実感しやすく、発作に備え吸入剤などの携行を徹底すればリスクは軽減できます。
低気圧の接近や寒暖差など発作を引き起こす気象現象なども把握しやすいところも精神的なストレスのコントロールしやすい要素でしょう。
最後に
アトピー性皮膚炎と気管支喘息の改善について差があることを挙げましたが、喘息の改善が非常に容易な訳ではなく施術の他に日常生活、食生活、睡眠時間の確保など気を付けるべきポイントはたくさんあります。
ただし薬剤以外に症状を改善したいとお考えの場合、骨格の歪みに着目した当院の施術は試すに値すると言えるでしょう。