呼吸器・咳のトラブル 38歳 男性
4~5歳時、喘息発症。
小学生~高校生時、喘息の症状は治まっていたものの19歳に再び発症。この時を境に35歳の現在まで特に6月、10月の季節の変わり目に喘息が悪化する。 発作時にはメプチンエアーを吸入して発作の症状を抑えてきたが、最近では効果が薄くなっているように感じる。
当院来院前は、半年に一回程度他の整体院で施術を受けていた。
来院時の症状
初来院時は7月だったが運動時や疲労時に咳が出ることがある。症状の悪化は10月頃の季節の変わり目でメプチンエアーを吸入しても効果が弱くなっている事に不安を抱いている。
右肘内側に軽度のアトピー性皮膚炎による痒みを感じる事もある。 事務作業が多いせいか猫背も強く背中から肩首のコリも訴える。 背部の張りが強く疲れやすく姿勢の悪さが目立つ。
身体形態分析結果と施述方針
立位での状況
右骨盤の押し上がりが見られ脊柱は右へ緩やかに湾曲しており、左肩が前方へ巻き込んでおり、背部の中心に筋肉の盛り上がりが集中している。
本来モアレ写真に現れるべき肩甲骨の形が視認できず相当な猫背を確認する。
分析結果
右骨盤の押し上がり、脊柱の右側への湾曲は喘息、アトピー性皮膚炎を持つアレルギー体質に共通する骨格形態の歪みである。この歪みにより脊柱周辺の筋肉が緊張し、神経伝達、ホルモン分泌が不調となりアレルギーの一因となる。
さらに背部中心の盛り上がりは猫背を表し、左肩の巻き込みを加え気道を圧迫し喘息による咳、発作時の症状の増悪を助長していると考えられる。と同時に猫背は頭部の位置を前方へ押し、捻転により頚部、肩部の筋肉の不均衡を起こし肩こりの原因になる。
施術方針
骨盤の傾きを整え脊柱の湾曲を整え捻転も減少、気道を確保しやすい骨格形態に改善する。肩首周辺の筋肉の緊張を緩め、背部筋肉の盛り上がりを作る猫背を改善し立位、座位含め根本的な姿勢改善を行う。
メプチンエアーの吸入は発作の危険も考慮し、常に携行を徹底しつつ患者本人の体調に合わせ徐々に減量していく。
施述による改善
7月後半初来院、施術後は背部の緊張が緩み、楽になる。
1か月程度は2回程発作あったが来院前に比べ減少していた。その後例年であれば症状が悪化する10月季節の変わり目も無事に過ごし年末、年始に吸入。その年は発作が数回起きたが来院前からは激減し「人生が変わった」と笑顔で話していた。
現在まで年に1~2回発作が起き吸入するものの日常から喘息の不安はほぼ解消した。身体のケア、喘息の予防を兼ねて2週に1回程度通院している。
患者様の声
Q1:当院を知る前に、どんなことで悩んでいましたか?
ぜんそくを幼少時にもっていて、しばらく安定していたが20歳以降ぜんそくを再発し薬に頼っていた。
その薬の効果も薄れてきたときにこの治療院を知りました。
Q2:何がきっかけで当院を知りましたか?
ホームページ
Q3:当院を知ってから、すぐに来院しましたか?
はい
Q4:何が決め手となって来院しましたか?
静かに落ち着いて休める院の雰囲気。 身体に苦痛なく、楽に取り組める施術。
Q5:実際に利用された、率直な感想をお聞かせください。
施術をしばらくするとぜんそくがほとんど出なくなり身体が楽になった。 また、普段より姿勢に気をつけなければならないとも感じた。
患者様からのメッセージ(原文ママ)
1年前の夏に喘息の吸入器が効かなくなり治療センターに来ました。 治療を続けるうちに1年後の現在ではほとんど使わなくなりました。
発作がよく出る春や秋の季節の変わり目にも喘息が出ていません。 また、昔からよく周りから猫背と言われていましたが「姿勢が良くなった」と言われるようになりました。
とにかく治療が苦痛なく気持ちよく受けられ喘息の症状が改善してきたことを実感しています。