〜身体の中の「住民トラブル」を、やさしく読み解くお話〜
■ 三大フローラって、なに?
私たちの身体には、
目には見えないけれど、とても大切な3つの世界があります。
それが
それぞれに、たくさんの細菌たちが住んでいて、
日々せっせと身体を守る仕事をしてくれています。
ただし――
住環境が悪くなると、
彼らもストライキを起こします(笑)
■ ① 口腔フローラ 〜すべての始まりは「お口」から〜
口の中には、700種類以上の細菌が暮らしています。
ここは単なる「食べ物の入口」ではなく、
身体全体への玄関口です。
▼ 口腔フローラが乱れると
-
虫歯
-
歯周病
-
口臭
ここまでは想像しやすいですよね。
でも実は、それだけでは終わりません。
▼ こんな不調が出やすくなります
-
なんとなく落ち着かない
-
寝つきが悪い
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イライラしやすい
-
疲れが抜けない
理由は、
口の中で起きた炎症が、血流に乗って全身に伝わるから。
脳はこれを
「ずっと警報が鳴っている状態」
と受け取ります。
その結果、
👉 交感神経が優位
👉 休もうとしても休めない
口が荒れると、心も休みにくくなる
そんな仕組みがあります。
■ ② 腸内フローラ 〜心と身体の司令塔〜
腸内には、100兆個以上の細菌がいます。
これはもう、一つの宇宙です。
▼ 腸がすごい理由
-
免疫細胞の約70%が腸に集中
-
幸せホルモン「セロトニン」の約90%は腸で作られる
つまり腸は、
免疫とメンタルの司令塔。
▼ 腸内フローラが乱れると
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便秘・下痢
-
お腹の張り
-
食後の強い眠気
そして、
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不安感
-
気分の落ち込み
-
やる気が出ない
こうした症状も出やすくなります。
「気の持ちよう」ではありません。
腸が疲れているサインです。
■ ③ 皮膚フローラ 〜いちばん分かりやすい結果〜
皮膚は、
身体の中で起きていることが
いちばん正直に表に出る場所。
▼ 皮膚フローラが乱れると
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乾燥
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かゆみ
-
湿疹
-
アトピー
皮膚だけを見ていると、
「皮膚が弱い体質なのかな」
と思いがちですが、
実際は、
口と腸で起きていることの通知表であることが多いです。
しかも、かゆみや炎症は
👉 神経を刺激
👉 脳を覚醒
👉 睡眠を邪魔
してしまいます。
■ 三大フローラは、こんなふうにつながっています
悪循環ですが、
逆に言えば、どこからでも立て直せる
ということでもあります。
三大フローラを整える具体策と、家庭でできるケア
■ ① 口腔フローラを守るコツ
◎ 意識したいポイント 3つ
-
強く磨かない(歯も菌も削らない)
-
寝る前ケアを大切に
-
食いしばり・噛みしめを減らす
◎ おうちでできるケア 3つ
-
朝起きて白湯でうがい
-
舌をやさしくお掃除
-
鼻呼吸を心がける
■ ② 腸内フローラを整えるコツ
◎ 意識したいポイント 3つ
-
食事時間を整える
-
睡眠を最優先
-
呼吸を深くする
◎ おうちでできるケア 3つ
-
朝の軽い伸び
-
食後すぐ横にならない
-
夜のスマホを少し減らす
■ ③ 皮膚フローラを守るコツ
◎ 意識したいポイント 3つ
-
洗いすぎない
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こすらない
-
冷やさない
◎ おうちでできるケア 3つ
-
ぬるめのお風呂
-
タオルは押さえるだけ
-
寝る前に深呼吸
■ まとめ
フローラは、
頑張りすぎても、放置しても、すねます。
でも、
ちょっと環境を整えてあげると、
ちゃんと働いてくれます。
壊れているわけじゃありません。
少し疲れているだけ。
身体は、
今日からでも変わり始めます。







