副腎疲労には次のような症状があります
- うつ症状、疲労感など精神疾患関連
- 不眠症
- アレルギー性疾疾患
- 自己免疫疾患
- 性欲低下、更年期障害の重症化
- 糖尿病や高血圧
- 癌
- 子供の副腎疲労
ここで私は当院の患者様の症状と副腎疲労に共通する症状を見ます。 特に1 うつ症状、疲労感など精神疾患関連、 2 不眠症、 3 アレルギー性疾疾患、 5 性欲低下、更年期障害の重症化 の4つの症状は当院で行う「川井筋系帯療法」では得意な主症状と言ってよい主な症例です。
「副腎疲労」は、アトピー性皮膚炎、喘息の改善プロセスをより理論的に補完してくれる
当院で行う「川井筋系帯療法」ではアトピー性皮膚炎、喘息といったアレルギー性疾患の改善に多大な実績があります。 そのメカニズムは、モアレ写真、運動分析により95パーセント以上の患者様に共通する「右骨盤の押し上がり、右肩の下がりによる脊柱の湾曲」という骨格の歪みを整えることにあります。 脊柱の間から各部へ命令を伝える神経が「右骨盤の押し上がり、右肩の下がりによる脊柱の湾曲」という骨格の歪みにより圧迫され、副腎への神経伝達に不調が起きホルモン分泌が滞ることでアレルギー症状が発症、悪化するという仮説を「副腎疲労」という考えは見事に合致、補完してくれるのです。
他の症状も「副腎疲労」に重なる
1 うつ症状、疲労感など精神疾患関連 2 不眠症、 5 性欲低下、更年期障害の重症化 といった症状も当院の患者様に多い、頚筋性うつ、自律神経失調、不眠、更年期障害の症例と重なります。 いずれも骨格の歪み、筋肉の緊張や痛み、が「副腎疲労」を発症する引き金になったり、また「副腎疲労」が歪みを悪化させる原因になることも考えられます。
患者様から「疲れなくなった」「良く眠れるようになった」という声
腰痛や肩こりに悩み来院された患者様から良くかけて頂く言葉です。腰痛や肩こりの痛みから解放されることを考慮しても、体調の変化や体力の向上などは「副腎疲労」の状態が軽減しているのかもしれません。 アトピー性皮膚炎や喘息の改善が「副腎疲労」と深いかかわりがあることを考えれば、日常の生活に必要なコルチゾール分泌が正常化していく過程で体力の向上があることは理に適っています。
骨格や筋肉、神経や臓器の働きは全て関係性を持っている
歪みがある骨格や凝り固まった筋肉、疲れ果てた臓器などどの器官もバランスが崩れることで本来の能力を低下させてしまい、ほかの器官に悪影響を与えてしまいます。身体の不調は自覚する部位とは一見関係が無いように見えるところに原因がある場合も少なくないのです。 これからは「副腎疲労」をはじめ広い視野で身体全体の様子を客観的にとらえて、自分に合った健康管理をしていく事が重要になっていくのではないでしょうか。 (参考資料:本間良子・本間龍介先生著 自分で治す!副腎疲労)