寝ても疲れが取れない経営者へ
睡眠の「時間」より身体の回復力を考える
こんにちは。大宮駅西口の「にいのみ整体院」、院長の新野見です。
今回は「睡眠」と「身体の回復」について書いてみます。
「睡眠なら整体と関係ないでしょ?」そう思う方もいるかもしれません。もちろん、整体で睡眠障害を治療するという話ではありません。不眠や強い日中の眠気などが続く場合には、医療機関で原因を調べることも大切です。
ただ、長年いろいろな方の身体を見ていると、「ちゃんと寝ているはずなのに、身体が休めていないように感じる人」が結構います。
特に多いのが、経営者、管理職、専門職、デスクワーカーなど、日中ずっと頭を使い続けている方です。
「6〜7時間は寝ています」「夜中に何度も起きるわけでもありません」「でも朝から身体が重いんです」。こんな話を聞くことがあります。
朝起きた瞬間から首が張っている。腰が硬い。肩が重い。背中がガチガチ。しばらく動いてようやく身体が動き始める。
睡眠時間だけを見れば、それほど短くない。ではなぜ、疲れた感じが残るのでしょうか。
今回は「何時間寝ればいい」という話だけではなく、身体がきちんと休める状態になっているか?という角度から考えてみたいと思います。
「何時間寝たか」だけでは分からない
睡眠の話になると、まず出てくるのが時間です。5時間では短い。7時間くらい必要。いや、人によって違う。
もちろん睡眠時間は大切です。慢性的に睡眠時間が不足していれば、身体や脳の回復にとってマイナスになることは十分考えられます。
ただ、ここで一つ考えてみてください。
同じ7時間寝ても、「いやー、よく寝た!」という朝と、「7時間寝たのに、なんでこんなに重いんだ……」という朝がありますよね。
つまり私たち自身が経験的に知っている通り、睡眠は時間だけでは語れません。
ベッドに入っている時間と、本人が「休めた」と感じることは、必ずしも同じではないわけです。これは身体にも言えると思っています。
7時間横になっていた。でも、首や肩にはずっと力が入っていた。呼吸は浅かった。寝返りが少なかった。身体のどこかに痛みがあって、無意識にかばっていた。
そういった状態なら、「横にはなっていたけれど、身体としては十分休めた感じがしない」ということがあっても不思議ではありません。
忙しい人は「仕事を終える」のが上手でも「休む」のが下手
経営者や管理職の方を見ていると、本当に頭の切り替えが速い人がいます。
一つ問題が起きる。すぐ考える。判断する。指示を出す。次の問題。また判断する。メールが来る。電話が鳴る。数字を見る。人と会う。決断する。
一日中これを繰り返しています。
仕事が終わって会社を出ても、頭の中ではまだ仕事が続いている。「明日のあれ、どうするかな」「今日の数字、ちょっと気になるな」「そういえば、あのメール返してなかったな」。
そしてスマホを見る。帰宅して食事をして、ソファに座ってもスマホ。風呂から上がってもスマホ。寝る直前まで情報が入ってくる。
身体はベッドに入っているのに、頭はまだ会社にいる。そんな状態になっている人もいます。
仕事ができる人ほど、アクセルを踏むのは上手です。でも、アクセルを離すのが苦手な人もいる。
ここは意外と見落とされます。
「力を抜いてください」ができない人
整体の施術中にも、それはよく分かります。
ベッドに寝てもらって、「はい、力抜いてください」と伝える。でも腕を持つと、患者さん自身が腕を支えている。
「力抜いて大丈夫ですよ」「あ、抜いてます」。いや、抜けてない(笑)。
本人は本当に抜いているつもりなんです。脚を動かしても同じ。首を触っても同じ。肩が少し浮いている。顎にも力が入っている。こういう方は珍しくありません。
私はこれを見て、「自律神経が壊れています」などとは言いません。そんなことは整体師には診断できません。
ただ少なくとも、身体から力を抜くという動作そのものが、あまり得意ではなくなっている。これは身体を触れば分かることがあります。
頑張ることはできる。力を入れることもできる。でも、抜くのが苦手。
仕事では優秀なのに、身体は24時間稼働中。
実際にそんな身体があります。
身体は「オン」と「オフ」を繰り返している
人間は一日中、同じ状態で生きているわけではありません。活動する時間があれば、休む時間もある。
筋肉も同じです。力を入れる。抜く。また力を入れる。
歩くときですら、ずっと全身の筋肉に力を入れているわけではありません。必要な筋肉が必要なタイミングで働き、別の筋肉は緩む。この切り替えがあるから、効率よく動けます。
ところがデスクワークや精神的な緊張が長く続くと、身体の一部がずっと働きっぱなしになっていることがあります。
例えば肩は、ずっと少し上がっている。首は、頭を前から支え続けている。腰は、座っている姿勢を支え続けている。顎は、無意識に噛み締めている。
一つ一つは大した力ではありません。
でも、小さな緊張 × 長時間になると話が変わります。
10kgの物を1分持つのはできても、1kgの物を何時間も持ち続ければ疲れます。身体の緊張も、それに少し似ています。
「肩こり」と「睡眠」は別々の問題なのか?
例えば、首肩がガチガチの人がいるとします。
本人は「肩こりは肩こり」「睡眠は睡眠」と別々に考えているかもしれません。でも身体は一つです。
首が痛くて寝返りを打つたびに目が覚める。腰が痛くて楽な姿勢を探している。肩や背中が緊張して、寝ても身体から力が抜けない。
こういう状態なら、身体の問題と睡眠を完全に切り離して考えるのも少し無理があります。
もちろん、肩をほぐせば不眠が治るという話ではありません。
睡眠には生活リズム、光、カフェイン、飲酒、ストレス、病気、薬など、さまざまな要素が関係します。
ただ、「身体が快適に横になっていられるか」というのも、睡眠を考える上で無視できない要素だと私は思っています。
朝から身体が硬い人
「朝が一番腰が痛いんです」「起きたときが一番首が硬い」「動き始めると少し楽になります」。こういう方もいます。
これにはいろいろな原因が考えられるので、一概には言えません。強い痛みが続く場合や、他の症状を伴う場合には医療機関での確認も必要です。
ただ、整体の現場では、夜寝る前から身体がガチガチ。朝起きてもガチガチ。そんな人もいます。
「寝たらリセットされる」と思っていたのに、実際には、昨日の身体をそのまま翌朝まで持ち越している。
そんな感じです。
パソコンなら再起動したのに、昨日開いていたソフトが全部そのまま立ち上がっているようなものです(笑)。
呼吸も「身体の休み方」に関係する
もう一つ、私が身体を見るときに気になるのが呼吸です。
忙しいデスクワーカーの方は、呼吸が小さく見えることがあります。パソコンを見るため頭が前へ出る。肩が内側に入る。背中が丸くなる。長時間その姿勢が続く。
すると胸郭も大きく動きにくくなります。
さらに仕事に集中していると、本人が気づかないうちに息を止めるような瞬間が増える人もいます。
これは試してみると分かります。難しい資料を読んでいるとき。細かいパソコン作業をしているとき。スマホで重要な文章を打っているとき。
ふと気がつくと、「俺、全然息してなかったな」ということがあります。
もちろん実際には呼吸しています(笑)。でも、それくらい浅くなっている。
呼吸は、胸だけでするものではありません。横隔膜が動き、肋骨が動き、胸郭が広がる。身体全体の動きと関係しています。
ですから当院でも、単に「深呼吸してください」で終わらず、胸郭や背骨などの動きも含めて見ていきます。
「深呼吸しろ」と言われても、身体が動かなければ難しい
健康情報を見ると、「疲れたら深呼吸しましょう」とよく書いてあります。間違いではありません。
でも実際に「はい、大きく吸ってください」と言ってみると、ほとんど胸郭が広がらない人がいます。
本人は一生懸命吸っています。でも身体が硬い。背中が動かない。肋骨周辺も動きにくい。肩だけ上がってしまう。
この状態で「もっと深く呼吸してください!」と言われても、身体からすれば「いや、それができないんだけど」という話です。
だから私は、呼吸だけを変えるのではなく、呼吸しやすい身体を考える。
こちらも大切だと思っています。
にいのみ整体院では「川上」と「川下」を見る
ここからは当院の考え方です。
にいのみ整体院では、症状を考えるときに、川上と川下という見方をします。
例えば肩が痛い。今、肩に出ている痛みや動きにくさを確認し、必要なアプローチをする。これが川下です。
腰痛なら腰。首痛なら首。今困っているところを無視して、「全部原因は骨盤です」などと言うつもりはありません。
痛いものは痛い。そこはちゃんと見ます。
ただ同時に、「なぜ、そこに負担が集中したのか?」も考えます。
姿勢なのか。股関節なのか。背骨なのか。筋肉の働き方なのか。長時間のデスクワークなのか。身体の左右差なのか。呼吸の浅さなのか。生活の中で身体が休めていないのか。
これが川上です。
川下だけを見ても足りない。でも川上だけを見て、目の前の痛みを無視しても違う。
両方を見る。
これが当院の基本です。
強い刺激より「身体が受け入れられる刺激」
疲れている方ほど、「強く揉んでください」と言うことがあります。肩がガチガチだから強く。腰が硬いから強く。気持ちはよく分かります。
ただ当院では、強い刺激を基本にはしていません。
身体をやさしく揺らす。関節に小さな刺激を入れる。筋肉の働きを確認する。必要に応じて筋出力を調整する。
当院の施術を初めて受けた方から、「これでいいんですか?」と言われることがあります。
大丈夫です(笑)。
刺激の強さを競っているわけではありません。大切なのは、その刺激を入れたあとに身体がどう変わったか。
首が動きやすくなったか。肩が上げやすいか。腰を動かしたときの感覚はどうか。力が入りやすくなったか。身体の左右差はどうか。
そこを確認します。
疲れ切った身体に、さらに「頑張らせる」のか?
これも私がよく考えることです。
仕事で疲れている。睡眠不足。肩もガチガチ。腰も張っている。
そこへ行って、強く押す。痛みに耐える。「痛いけど効いてる!」
もちろん、それが好きな人もいます。
でも私は、すでに頑張り続けている身体に、施術中まで頑張らせなくてもいいと思っています。
整体の時間くらい、身体が「何もしなくていい時間」になってもいい。
だから当院では、眠ってしまう方もいます。私は別に起こしません。むしろ「ああ、寝たな」と思っています(笑)。
筋肉は「硬い」だけではなく「働いているか」も見る
睡眠や疲労の話になると、どうしても「リラックス」ばかりに目が行きます。でも身体は、緩めればいいだけでもありません。
昼間はちゃんと働かなければいけない。立つ。歩く。階段を上る。身体を支える。
つまり筋肉には、緩む能力と、働く能力の両方が必要です。
そこで当院では、筋肉の硬さだけでなく、筋出力の左右差なども確認します。
一部の筋肉がうまく働かなければ、別の筋肉が代わりに頑張ることがあります。すると、働き過ぎる筋肉と働きにくい筋肉の差が大きくなる。
私はこれを身体の「仕事の偏り」と考えています。
会社でも、一人だけ仕事量が2倍なら疲れますよね。身体も同じです。
だから、ただ全身をダラーッと緩めればいいのではなく、必要なところは働き、休むところは休める身体。
そこを目指します。
自律神経を整体で「治す」とは言いません
ここは、はっきり書いておきます。
「整体で自律神経を治します」。私はこの表現は使いません。
自律神経はそんなに単純ではありませんし、不眠や動悸、強い倦怠感などには病気が関係していることもあります。
医療機関での検査や治療が必要な場合も当然あります。整体で何でも治る。そんなことはありません。
ただ、首や肩がガチガチ。背中が動かない。身体から力が抜けない。呼吸が小さい。腰が痛くて寝返りしにくい。
こうした身体側の問題に対してアプローチすることはできます。
だから当院では、「自律神経を直接どうにかする」というより、身体が休みやすい条件を整えるという考え方をします。
その結果として「以前より楽に眠れた」「身体が軽く感じた」という人がいたとしても、それをもってすべての人に同じ効果があるとは言えません。
ここは分けて考える必要があります。
「自己治癒力」という言葉を少し現実的に考える
整体の世界では、「自己治癒力」という言葉がよく使われます。
私はこの言葉自体は大切だと思っています。ただ、何でも自己治癒力で説明すると少し怪しくなります。
人間の身体には、傷を修復したり、疲労から回復したり、体内の状態を一定に保とうとしたりする仕組みがあります。
整体師が治しているというより、身体そのものが回復する。
施術者ができるのは、その邪魔になっている要素をできる範囲で減らし、身体が動きやすい状態を作ること。
私はそのくらいに考えています。
だから「私が治しました」とは思いません。施術者はきっかけを作る。治っていく主体は、その人の身体です。
8時間寝るより「寝る前の1時間」が重要な人もいる
睡眠時間を確保することは大切です。
ただ、忙しい方の場合、もう一つ見直してほしいのが、寝る直前まで何をしているかです。
仕事。メール。SNS。ニュース。動画。酒。食事。スマホ。
そして「はい、23時30分になったから寝ます」とベッドに入る。
身体は機械ではないので、スイッチを押した瞬間に全部オフになるとは限りません。
特に仕事で頭を使い続ける方ほど、寝る前に少し「余白」を作ってみてほしいと思います。
風呂に入る。照明を少し落とす。スマホを置く。軽く身体を動かす。ゆっくり呼吸する。何もしない時間を作る。
ものすごく地味です。
でも、身体に「もう仕事は終わった」と教える時間と考えると、意外と大切です。
お酒を「睡眠薬代わり」にしていませんか?
忙しい方には、「酒を飲むとすぐ眠れる」という人もいます。
確かに眠気は出るかもしれません。ただ、眠りにつきやすいことと、睡眠の質が良いことは同じではありません。
量が多くなれば、夜中に目が覚めたり、翌朝のだるさにつながったりすることもあります。
「仕事が終わったら酒で強制終了」。これが毎日になっているなら、一度見直してみてもいいと思います。
酒が悪だと言いたいわけではありません。私だって「人生、全部健康のため」ではつまらないと思っています(笑)。
大切なのは、楽しんで飲んでいるのか、眠るために必要になっているのか。
ここは少し違います。
朝の身体を「健康の通信簿」にする
私は患者さんに、「朝起きたときの身体を少し観察してください」と伝えることがあります。
腰はどうか。首はどうか。肩は軽いか。身体が伸びるか。スッと起きられるか。
もちろん、毎朝絶好調である必要はありません。
前日に運動した。飲み会だった。仕事が忙しかった。そういう日もあります。
でも、毎朝ずっと重い。毎朝腰が痛い。毎朝首が動かない。休日も変わらない。
そんな状態なら、「年齢だから仕方ない」で終わらせず、一度身体や生活を見直すきっかけにしてもいいでしょう。
経営者にとって「疲労」は身体だけの問題ではない
経営者や管理職にとって、身体の疲労は単に「今日は肩が凝ったな」では終わらないことがあります。
大切な判断。人との交渉。スタッフとのコミュニケーション。数字を見る。新しいアイデアを考える。
こういう仕事は、頭の状態にも左右されます。
睡眠不足や強い疲労がある状態で、最高の判断を毎日続けるのは難しいでしょう。
だから身体の管理は、「腰痛をなくしたい」「肩こりを何とかしたい」という話だけではありません。
仕事のパフォーマンスを維持するための土台でもあります。
身体のメンテナンスは「贅沢」なのか?
経営者の方は、仕事道具にはお金を使います。
パソコン、スマホ、車、椅子、スーツ、靴。そして会社には、設備投資をします。
壊れてから交換するより、定期的にメンテナンスするものもあります。
ところが身体だけは、「痛くなるまで使う」という人が多い。身体こそ、一番長く使う仕事道具なのにです。
私は整体を、「疲れたから毎週ご褒美で揉んでもらう場所」だけだとは考えていません。
必要な人にとっては、自分の身体の状態を確認する場所でもいいと思っています。
今どこが動きにくいのか。左右差はどうか。以前と比べてどうか。自分では気づかなかった緊張はないか。
車で言えば、車検というより定期点検に近いかもしれません。
毎週一生通ってください、ではありません
整体院のブログでこんなことを書くのも変ですが、私は患者さんに一生通ってもらうことを目標にはしていません。
必要なときは来てもらう。状態が落ち着けば間隔を空ける。自分で管理できるようになれば、一度卒業してもいい。
そしてまた、「ちょっと最近おかしいな」と思ったら来てもらう。
そのくらいの関係が健全だと思っています。
当院が目指しているのは、整体がないと生活できない身体ではなく、自分で回復できる身体。
そのために、施術と生活の両方を見る。これが「川上と川下」の考え方にもつながります。
40代、50代からは「回復力」を無視できない
20代の頃は無茶ができました。
夜更かし。飲み会。仕事。翌日も仕事。少し寝れば復活。
ところが40代、50代になると、「あれ?昨日の疲れが残ってるな」という日が増えてきます。
さらに、昨日どころか、一昨日の疲れまでいる(笑)。
これは年齢を悲観する話ではありません。年齢に合わせて、身体との付き合い方を変えればいい。
若い頃と同じように使い、若い頃と同じように回復することを期待するのではなく、使ったら回復させるところまで含めて身体管理と考える。
私はそれでいいと思います。
「疲れてから休む」から「疲れを残さない」へ
多くの人は、疲れたら休みます。痛くなったら整体へ行く。眠れなくなったら睡眠を考える。
もちろん、それでもいい。
でも40代、50代以降は、少し発想を変えてもいいと思います。
疲れ切る前に休む。身体が固まり切る前に動かす。痛くなる前に違和感に気づく。睡眠時間が崩れる前に生活を戻す。
つまり、問題が起きてから対処する「川下」だけでなく、問題を起こしにくくする「川上」にも目を向ける。
身体に関しても、この考え方は大切です。
本当に調子のいい身体は、身体のことを忘れている
最後に、私が思う「調子の良い身体」について。
腰痛がない。肩こりがない。首が動く。よく眠れる。朝起きられる。もちろん、どれも大切です。
でも究極的には、身体のことを考えずに一日過ごせる。
これが一番ではないでしょうか。
腰痛があると「今日、腰大丈夫かな」と考える。肩が痛いと「この動き嫌だな」と考える。眠れていないと「今日一日もつかな」と考える。
身体に不調があると、それだけで頭の一部をずっと使います。
逆に調子がいい日は、腰の存在なんて忘れています。肩のことも考えません。
朝起きて、仕事をして、食事をして、遊んで、寝る。それでいいんです。
健康になること自体が人生の目的ではありません。
健康な身体を使って、仕事をする。旅行に行く。家族と過ごす。趣味を楽しむ。美味しいものを食べる。人生を楽しむ。
そのための身体です。
睡眠時間だけでなく「休める身体」を考えてみる
「何時間寝ればいいですか?」これは大切な質問です。
でも、もし十分な睡眠時間を取っているはずなのに、毎朝疲れているなら、もう一つ質問してみてください。
「自分の身体は、本当に休めているだろうか?」
首や肩にずっと力が入っていないか。腰に痛みはないか。寝返りしにくくないか。呼吸は浅くなっていないか。一日中座りっぱなしになっていないか。寝る直前まで仕事をしていないか。身体から力を抜く時間があるか。
一つ一つは小さなことです。でも身体は、小さなことの積み重ねでできています。
にいのみ整体院では、今ある痛みや不調だけを見るのではなく、その人の身体がなぜそこに負担を集めているのかという「川上」までできるだけ考えます。
そして、関節の動き、筋肉の働き、身体の左右差などを確認しながら、強過ぎないやさしい刺激を中心に身体を整えていきます。
整体だけですべてを解決することはできません。睡眠も、食事も、運動も、生活も大切です。
だからこそ、全部を整体で何とかしようとするのではなく、整体でできることは整体で。医療が必要なものは医療で。そして自分で変えられる生活は自分で。
それぞれの役割をきちんと分けながら、身体全体を考える。私はその方が自然だと思っています。
仕事ができる人ほど、アクセルを踏む能力は高い。
だからこれからは、「頑張れる身体」だけではなく、「ちゃんと休める身体」もつくる。
40代、50代から先も長く仕事を続け、人生を楽しむためには、案外こちらの能力の方が大切なのかもしれません。
パソコンは電源を切れば休みます。車はエンジンを止めれば休みます。でも人間は、ベッドに入っただけでは必ずしも全部がオフになるわけではありません。
一日の最後に、「今日もよく働いた。もう休んでいいぞ」。そう身体に言える時間を作る。
そんなところから始めてみてもいいのではないでしょうか。
眠る時間を増やすだけではなく、眠ったときにきちんと休める身体へ。
にいのみ整体院は、そんな身体づくりも「川上から身体を見る」という視点で考えています。
大宮駅西口
にいのみ整体院
院長 新野見 純







