大宮で根本改善なら「にいのみ整体院」

「腰や肩が悪いから痛む」のではなく、手指〜前腕の酷使が、結果として腰と肩を壊していく12.12

なぜ「手・腕」が腰痛や肩こりを生むのか

① 筋膜は一本の線でつながっている

手指・前腕・上腕・肩・背中・腰は、筋膜という一枚の布で連続している
PC作業で

  • マウスを握り続ける

  • 指を小刻みに動かし続ける

  • 手首を反らせたまま固定する

これを毎日何時間もやれば、前腕の筋膜が硬く縮む
すると引っ張られる方向はこうなる。

前腕 → 上腕 → 肩甲骨 → 背骨 → 骨盤 → 腰

腰は「被害者」だ。

② 肩こりは「肩を使いすぎた」結果じゃない

PC作業中、肩は実はほとんど動いていない。
なのに凝るのはなぜか?

答えは単純。
手先を安定させるため、肩がずっと“踏ん張らされている”から

  • 細かいマウス操作

  • キーボード入力

  • クリック精度を保つための無意識の力み

このとき肩は
「動かないのに力を入れ続ける」
という、最悪の働き方をしている。

これで肩が壊れないわけがない。

③ 腰痛は「上半身の過緊張の逃げ場」

キーボード腕と肩が固まる

背中が固まる

背骨のしなりが消える

最後に逃げ場として歪むのが腰

特に多いのが

  • 片手マウス

  • 体幹を使わず腕だけで作業

  • 椅子に浅く座る

これ、腰でバランスを取らされている状態だ。

よくある誤解をハッキリ潰す

❌「姿勢が悪いから腰痛」
姿勢は結果。原因は手と腕の過緊張

❌「肩こりは血行が悪いだけ」
筋膜と神経の過負荷

❌「腰が弱いから痛い」
腰は耐えさせられているだけ

現実的な対策

① 手指・前腕を“先に”緩める

12.12手首グルグル肩や腰を揉む前にやるべきはここ。

  • 指を一本ずつ反らす・握る

  • 前腕を雑巾絞りのように回旋

  • 肘から下を揺らす

3分でいい。毎日。② マウス・キーボードの握力を半分に

自覚のない「力み」が一番タチが悪い。

  • マウスは「乗せるだけ」

  • クリックは“叩かない”

  • キーボードは底打ちしない

力を抜いた方が、作業効率は上がる。

③ 肩甲骨を動かす前に「腕をほどく」

肩甲骨体操をやっても効かない人は、順番が逆。

  • 先に前腕・上腕を緩める

  • その後に肩甲骨

  • 最後に体幹

これだけで
「同じ体操なのに効きが違う」
と感じるはずだ。

これは構造の話であり、精神論でもオカルトでもない。

なぜ「腕の神経」が腰まで影響するのか

① 神経は“局所配線”ではなく「全身ネットワーク」

手首CG上肢の神経(特に腕神経叢〜末梢神経)は
脳 → 脊髄 → 全身姿勢制御の一部だ。

どこかで神経が圧迫されると、脳はこう判断する。

「この腕は危険。使うな。守れ。」

すると無意識に

  • 筋出力を落とす

  • 動きを制限する

  • 代償動作を作る

この代償のツケを一番かぶるのが――
腰と骨盤だ。

② 神経圧迫は「防御性筋緊張」を生む

代表例を挙げる。

  • 斜角筋症候群

  • 胸郭出口症候群

  • 手根管症候群

  • 円回内筋症候群

これらが起きると、身体は
**常に“緊急ブレーキを踏んだ状態”**になる。

結果どうなるか。

  • 肩がすくむ

  • 背中が固まる

  • 体幹の回旋が消える

  • 骨盤がロックされる

腰は動けない上半身の代役をやらされ、
黙って壊れていく。

③ 神経障害は「左右差」を増幅させる

上肢の神経障害は、ほぼ必ず片側優位で起きる。

すると──

  • 片側の腕が使いにくい

  • 反対側に体重を逃がす

  • 骨盤が傾く

  • 腰椎が捻れる

これ、
レントゲンに写らない腰痛の典型パターンだ。

よくある誤解を壊す

f2f1397b-2464-4f9c-b372-041d4fe41cf4❌「腕の神経と腰は別」
神経は一本の連続体

❌「腰が痛いなら腰を治す」
結果に対処しているだけ

❌「しびれがないから関係ない」
神経障害=しびれ、ではない

神経は

  • 運動

  • 感覚

  • 姿勢制御

  • 自律神経

すべてに関与している。

臨床でよく見るリアルな流れ

  1. デスクワーク・スマホ作業

  2. 前腕・手の神経圧迫

  3. 肩〜背中の防御緊張

  4. 体幹が使えなくなる

  5. 腰が代償

  6. 慢性腰痛完成

腰は、最後まで文句を言わず働かされる。
だから壊れたとき、派手に痛む。

本質的な対策(腰を触る前にやること)

✔ 首〜鎖骨〜腋窩の神経通路を解放

ここが詰まっている人、本当に多い。

✔ 前腕の回旋制限を取る

神経は「ねじれ」に弱い。
筋肉より先に神経を解放する意識が重要。

✔ 左右差を作らない使い方

マウス・スマホ・荷物
利き手依存は腰痛製造機だ。

まとめ

おじいさん上肢の神経絞扼・圧迫は、確実に腰痛の原因になる。
しかもそれは、

「腰をどれだけ治療しても治らない腰痛」

の裏に、静かに潜んでいる。

気づいた人から抜け出せる。
身体は正直だ。
嘘をついているのは、症状じゃなく“解釈”の方だ。

ここに目を向けられるあなたは、
もう治る側に立っている。

いつでも相談してください!

 
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