大宮で根本改善なら「にいのみ整体院」

保湿剤

とりあえず保湿!はアトピー性皮膚炎の改善を遅らせてしまう

肌寒い季節になり空気も乾燥してきました。こういう時期は手がカサカサになり保湿クリームを塗っている方も多いかと思います。昔に比べ緑や土の部分が減ったので土地に保水出来なくなったのが大きな原因だと聞きました。皮膚のトラブルを抱えていない方でも乾燥しやすいこの季節、アトピー性皮膚炎の患者様にはより辛い事でしょう。病院から出される保湿剤を風呂上りにたっぷりと塗ってしまいがちですが、実は保湿のし過ぎはアトピー性皮膚炎の改善を遅らせてしまうのです。

その1 保湿は本来自分の皮膚でするもの

人間の体は能力を極端に超えたストレスでなければ、そのストレスを克服して乗り越えられる様に出来ています。例えばウェイトトレーニングで最初は数回しか挙げられなかった重量も繰り返し鍛えることで挙げられるようになったり、1㎞しか走れなかった人が毎日走るうちにマラソンに出られた、等です。 皮膚でも同じことが言えます。通常、皮膚は常に皮脂を分泌し乾燥から守っています。しかし乾燥した季節になったからといえ、直ぐに保湿剤を使い始めると皮膚は皮脂を分泌せずとも乾燥から守られているので自ら皮脂を分泌して保湿する機能を低下させてしまいます。この繰り返しにより湿度が充分に高い時期でも皮膚は乾燥、カサカサで更に保湿剤が必要になってしまうのです。

その2 保湿剤は必要な季節に必要な量だけ

では乾燥した季節やアトピー性皮膚炎の方もすぐに保湿をやめた方が良いのか、となりますがその方の年齢や症状、季節などによります。当院に来院されるアトピー性皮膚炎の患者様は年齢層が広く、子供や20代くらいまでの方であれば1~2週間程度で保湿剤を使わずに済むケースが殆どです。特に夏で多湿な時期であると比較的楽に実行できます。 30代以降の場合は数か月かけ減量していき中止する場合も長期間かかります。乾燥時に保湿剤の使用はある程度必要な場合もあり、乾燥する時期に手先がひび割れてしまう場合などは適量使用して頂くこともあります。こういった場合30代より40代50代と年齢を重ねた方が使用頻度は高くなる傾向になります。

その3 保湿剤の過度な使用は健全な新陳代謝を妨げてしまう

ion 皮膚は通常28日周期でターンオーバー(新陳代謝)をします。28日で古い皮膚細胞から新しい皮膚細胞へ入れ替わるということです。この時重要なのは「皮膚が空気に晒されている」ことです。絆創膏や包帯が格子状になっているのは通気性を良くし傷口を空気に晒してカサブタになり、健康な皮膚が出来るのを促進します。しかし保湿剤をベッタリと塗り続けると古い角質が残り汗や雑菌と相まって痒みの原因にもなってしまいます。 当院の患者様にも16年毎日保湿剤を使用していた男子学生、5年間ほぼ毎日使い続けた20代女性など1週間とかからず保湿剤の使用を中止出来た例があります。長年病院からは「保湿が大事」と盲目的に使い続けていたため保湿を中止することに恐怖すら感じていましたが、いざ実行した感想を聞いてみると「思ったほど辛くなかった」「保湿を辞めたらベタベタせずスッキリした」と驚き喜んでいました。当院ではお二人以外にも沢山の方が過剰な保湿を中止し健全な皮膚状態を取り戻しています。

その4 赤ちゃんの時からの過度な保湿

赤ちゃんの皮膚は大人の皮膚、角質より遥かに薄く乾燥しやすい状態です。生まれて間もなく成長の過程にあるので当然です。だからと言って過剰な保湿は自らの保湿能力の成長にブレーキをかけてしまう事になりかねません。お医者さんによっては真夏の多湿な時期さえも保湿を勧める方がおられますが、こんな事を続ければ皮脂の分泌が少なく脆弱な皮膚状態の子供になってしまいます。赤ちゃんは未熟で発展途上です。ただし大人とは比べ物にならないスピードで成長します。あまり過保護にし過ぎない方が将来健康で丈夫な皮膚になります。   上でも紹介した16年間毎日保湿を続けた男子学生などは真夏のジメジメするような時期でも保湿を勧められ医師の言う通り毎日保湿していました。じっとしていても湿気で汗が滲むような時、そのような保湿が必要でしょうか? 保湿剤も本当に必要な時、冬場などで指先がひび割れたり、極端に乾燥している時に必要な分使えば充分なのです。使い過ぎに注意し本来持っている健康な皮膚を取り戻しましょう。  

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