皮膚・痒みのトラブル 12歳 男性
12歳男子中学生。喘息、過去にアトピー性皮膚炎。
生後3か月 アトピー性皮膚炎、食物アレルギー。ヒルロイド、塗布。幼稚園、年中位より季節の変わり目で咳が強く出始める。
4~5歳まで咳止め、経口ステロイドを服用。
その後アトピー性皮膚炎は手や足の関節に軽度発症するが悪化せず、喘息が強く出るようになり年間を通して喘鳴(喘息患者に見られる、ひゅうひゅうという呼吸音。)が胸のあたりから聞こえるようになる。
10歳~現在 喘息治療を勧められるも行わず、漢方やホメオパシーで対応。発作時にメプチンを吸入している。
来院時の症状
小学2年より軟式テニスを始め、現在も学校の軟式テニス部に所属している。それまでも季節の変わり目や気圧の変化、運動時に発作が起こりメプチンを吸入していたが、入部以来ほぼ毎日メプチンの吸入をしなければならない様になっていた。
本人の記憶によれば、薬剤の服用や、メプチンの吸入を継続して中止していた期間はこれまでの人生で2週間ほどだという。
身体形態分析結果と施述方針
立位での状況
右骨盤が押し上がり脊柱は右へ湾曲している。しかし上半身が左へ強く巻き込んでいる為、一見すると身体が左側へ傾いているようにも見える。長年テニスを続けていることで、反復してスイング動作を行った事による歪みが疑われる。
分析結果
骨盤の傾き、体幹の捻転が強く喘息、アトピー性皮膚炎、などアレルギー体質に多く見られる歪みのタイプ(右骨盤上がり右肩下がり)に合致する。脊柱の捻転、湾曲により胸椎~腰椎周囲の筋肉の緊張、神経の圧迫が起き神経伝達に不具合が考えられ、歪みに伴い気道が捻じれ、気道内がより狭くなり呼吸を阻害している。
施術方針
骨盤の傾きを整え、脊柱の湾曲、捻転を減少し自律神経の働きを調整、ホルモン分泌の正常化を促す。
上半身の湾曲、捻転を軽減し、発作時にも気道を確保し呼吸しやすい骨格形態に改善していく。同時に体幹の捻じれを軽減する体操を指導。自己管理の元行ってもらい、効果の薄い薬剤は順次服用を中止し、万が一の発作の為に吸入は常に携帯してもらい発作に備える。
施述による改善
初回施術後、「体が軽くなり気分が良くなった。」と感想をもらう。
テニス部での活動は続けながら2回、3回と施術を重ねる。途中、就寝前などに咳が出ることがあったものの徐々に症状は改善。
約二週間後には吸入を中止できるまでになる。
施術開始約1か月後に吸入したのを最後に、初回より約8か月経った今まで吸入はしていない。テニスも変わらず続けているが気温、気候の変化にも発作の予兆はない。
現在は2週間に1回程度施術を受けケアに努めている。
患者様の声
Q1:当院を知る前に、どんなことで悩んでいましたか?
喘息
Q2:何がきっかけで当院を知りましたか?
ホームページ
Q3:当院を知ってから、すぐに来院しましたか?
はい
Q4:何が決め手となって来院しましたか?
ホームページの患者さんの声がとてもよかったから。
Q5:実際に利用された、率直な感想をお聞かせください。
施術を受けて、期間が開いた感じがして呼吸が楽になりました。
患者様からのメッセージ(原文ママ)
幼稚園の頃から喘息に苦しんでいて学校も年間20日くらい欠席していました。それが施術を受けると回数が減り、1年後には喘息での欠席が無くなりました。
今現在11か月喘息の発作が出ていません。体調が良くなりました。ありがとうございました。