股・膝関節のお悩み 52歳 女性
性別:女性
年齢:52歳
股関節臼蓋形成不全、変形性膝関節症、肩こりの52歳女性。知的障碍者、職業訓練校の講師。
学生時代は陸上、中学校~高校はバレーボール。大学はワンダーフォーゲル(登山)部、現在は自彊術(じきょうじゅつ)日本の民間健康体操をする運動好きな女性。
2000年頃 腰痛を感じるようになる。
2015年5月 膝に痛みを感じるようになる。
2015年8月 膝の痛みが激しくなる。ほぼ同じ時期に臀部、特に左側に痛み。両脚、膝内側にシビレを感じるようになる。股関節周囲、骨盤の奥にギュッと締め付けられるような鈍重感を感じる。
病院では膝の軟骨がすり減り、腰椎の椎間板が狭くなっていると言われる。
膝の痛みが強く炎症が起こり膝の水を抜き、ヒアルロン酸を5回にわたり注射したが、治療直後は多少痛みも弱まるが時間とともに戻ってしまう。痛み止めの服用、湿布もしていたが症状の改善は見られなかった。
初回の施術後から股関節の軽快感はあったが3回の施術後には患者本人は「半分以下になった」と感じる。現在も更に改善を求め週に1回程度来院。
来院時の症状
両臀部(特に左)の鈍痛、両膝内のピリピリとしたシビレ両膝の痛みがある。このシビレ感は日、時間により強弱がある。 また来院時に強い背中の張り、肩こり、があるが腰や膝の痛みが強すぎる為に患者本人にほとんど自覚は無い。 肩、首の緊張は強いが頭痛はあまり感じない。
身体形態分析結果と施述方針
立位での状況
体幹全体が右前方へ巻き込んでいる為右骨盤の傾きがあるが視認しづらい。痛みを訴える左股関節、左臀部、に強い緊張が見られる。両股関節とも内側へ巻き込みが強い。
背部は生理的曲線が乏しくのっぺりと高低差が少ない、いわゆるフラットバック、ストレートネック。
モアレの波形に左右の対称性が非常に乏しい。
股関節臼蓋形成不全の患者様に多く見られる骨格、全体的に細身で華奢、脊柱の生理的曲線が少ない背部、内側に巻き込んだ股関節をしている。こういった骨格の場合幼少期の「ハイハイ動作」をしていた時期が短く股関節の形成に悪影響を及ぼしている場合が多い。
分析結果
骨盤の傾き、体幹の捻転共に強い。股関節の動作も硬く特に左股関節に顕著。この股関節の角度の悪さが膝関節に負担をかけ痛みの原因となっている。
背部の緊張も左側が強いが腰椎は椎間板の間隔が狭く、右側も圧痛が強い。肩甲骨から頚部にかけても左側の緊張が強い。
施術方針
股関節の角度、変位と同時に骨盤の傾きを整える。股関節の巻き込みが強いことから膝の施術も行い股関節角度を安定させる。
背部から後頚部の張り、肩こりは強い自覚はあまり無いがフラットバック、ストレートネックがあり定期的にケアが必要である。
施述による改善
初回施術後、「身体が軽くなった感じがする。膝のピリピリ感はまだ少し残っている」という言葉。当日帰宅後は身体が軽く感じたが膝のピリピリとした感じはあった。
その後は施術毎に股関節周囲の痛み、ピリピリ感は減少し3回後には不快感が「半分以下」になったという。7回後にはしつこかったピリピリとした両膝内のシビレが5/1位に減少した。
現在は更に良化を目指し週一回来院している。
患者様の声
Q1:当院を知る前に、どんなことで悩んでいましたか?
膝痛、足のしびれ、腰痛。
Q2:何がきっかけで当院を知りましたか?
書籍で川井筋系帯療法を知りインターネット検索で大宮センターを知った。
Q3:当院を知ってから、すぐに来院しましたか?
いいえ。他の整体院に通っていたため。
Q4:何が決め手となって来院しましたか?
インターネットの評判と自宅からの近さ。
Q5:実際に利用された、率直な感想をお聞かせください。
体に変化もあらわれ、改善してきたのがはっきりわかった。センターの雰囲気も良く来てよかったとおもいます。