右足のしびれ、腰の悩み 80代 女性
性別:女性
年齢:80代
平成21年10月頃 自転車同士の接触事故。この時右側の腰に痛み。近所の整形外科に通院。
平成23年4月頃 右足に痛みを感じ知り合いの紹介の整形外科に通院するが痛みに変化なし。脊柱管狭窄症と診断される。
平成25年3月頃 自宅で足を滑らせ尻餅をつく。右足先に痺れを感じるようになりむくむ様になる。腰より右足に痛みを感じる。 歩行は体調により400メートル程度可能な時もあるが、右臀部~右下肢、足首にシビレ、痛み。フラつきも有り安定感に欠く。 その後も整形外科で治療を続けるも状態は変わらず。
初来院時は上記の状態で骨盤、体軸の傾き大きく慎重に施術を実施。 初回から症状の軽減が見られた。その後は歩行距離や安定性も向上した。
来院時の症状
右臀部から右大腿外側~右足首まで痛み、シビレ。立位、歩行時のふらつき。痛みからの逃避(体重をかけず反対に重心を移す)が見られる。
「足元がふらふらする」と盛んに訴え、全身的に緊張し、視線は足元を見ることにより更に安定感を欠く。
高齢で筋力不足の為バランスの回復も困難な状況。
身体形態分析結果と施述方針
立位では右の骨盤の押し上がりが有り、右臀部の痛みから逃避する為に左下肢に荷重。脊柱は左へ湾曲し、胸椎から右へ返すように湾曲している。
骨盤は後傾し本来のS字曲線を失いなだらかなCの字状になる。骨盤の後傾に伴い膝は浅く屈曲し、重心を保つために頭を突き出してバランスをとっている。
分析結果
立位での状況、圧診、運動分析から脊柱管狭窄症のみならず骨盤のズレ、仙腸関節炎も併発していると考えられる。
施術方針
まず骨盤のズレを整え骨盤の歪み、痛みを軽減し、上半身の湾曲は年齢、体格を考慮して痛みの状況を見ながら整えていく。 痛みの軽減を優先することで、逃避を軽減して骨格の歪みを整えやすい状況にしていく。
骨盤の傾き、脊柱の湾曲、体幹の捻転、筋肉の弛緩をさせることで睡眠不足、体調不良の要因と言える自律神経の働きを正常化して複合的に改善していく。
施述による改善
初回から症状の軽減が見られる。施術直後は臀部~足首までの痛みシビレが消失。立位、歩行動作が安定し帰りは買い物をして行くほど改善する。
施術を重ね症状は軽減するも、時折アクシデント(自転車に追突される、転倒する)など経て一進一退の時期もあったが、現在では1キロ前後の歩行も可能となり体力の向上も見られる。
患者様の声
Q1:当院を知る前に、どんなことで悩んでいましたか?
腰の痛み。
15分の道のりを歩くのに3回は足が痛くて休止状態でした。
Q2:何がきっかけで当院を知りましたか?
チラシを見て決めました。
Q3:実際に利用された、率直な感想をお聞かせください。
今までの治療院とは違い、私にはなんとなくあっていると第一に思いました。又、先生の細やかな説明、月日が経つうちに驚くほど歩けるようになりました。
本当に嬉しく感謝の日々でございます。