~腰のトンネル渋滞をどう乗り切る?~
はじめに:脊柱管狭窄症って何者?
「最近、歩くとすぐに足がしびれて休みたくなるんだよね」
「でも、座って休むとまた歩けるんだよ」
これ、脊柱管狭窄症あるあるです。
脊柱管とは、背骨の中にある「神経の通り道」。年齢や生活習慣の影響でこの通路が狭くなり、神経がギュウギュウ詰めになって不具合が出てくる状態を「脊柱管狭窄症」と呼びます。
要するに、腰の高速道路で大渋滞発生! みたいなイメージ。
男女別・年代別 発症割合
※ここはデータを基にした一般的な傾向です。
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10代・20代
ほぼ発症なし。交通量ゼロの高速道路。たまに先天的な椎弓形成不全で狭窄症になるレアケースあり。
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30代
発症はごくわずか。腰痛はあっても狭窄症までは少ない。筋トレで無茶すると一部でリスク上昇。
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40代
まだ少ないが「前兆組」が出始める。腰椎椎間板ヘルニアから移行する人も。
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50代
発症率が一気に増える。男女比は男性>女性。仕事の負担や加齢変化が重なる。
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60代
ピークその1。国民病レベルで急増。男女比はほぼ1:1になる。
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70代
ピークその2。女性の比率が増える。閉経後の骨粗鬆症や姿勢変化も影響。
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80代以上
非常に多い。むしろ「歩けるのに狭窄症がない方がレア」なほど。
👉 全体的に見ると、発症ピークは60~70代。男女差は年齢によって逆転するのが特徴です。
発症原因とメカニズム
1. 加齢による変化
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椎間板の水分が減り、クッション性が低下
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椎間関節や靱帯が分厚くなり、トンネルの内壁がせり出す
2. 姿勢と生活習慣
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長年の前かがみ姿勢(デスクワーク、農作業)
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運動不足で筋力低下 → 骨や靱帯ががんばり過ぎて厚くなる
3. 遺伝や体質
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生まれつき脊柱管が狭い人は発症が早い
👉 要するに、「長年の工事で高速道路の壁が分厚くなり、車線が狭くなった状態」
うん、この表現秀逸だなぁ!
症状
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間欠性跛行(歩くと足がしびれる、座ると回復)
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腰痛、下肢のしびれや脱力()
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ひどい場合は排尿障害(緊急手術のサイン。はよ病院行け!)
手術割合
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保存療法(リハビリ、薬、ブロック注射)で改善する人:約70%
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手術に進む人:約30%
- と言っても、脊柱管狭窄症は「進行性」だからいずれは手術、どころか再手術!の人も
手術費用の目安
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健康保険3割負担で 約20〜40万円(入院費込み)
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高額療養費制度を使えばさらに自己負担は軽減(でも財源はみんなの払った税金から)
- 何度も言うけど、再手術ならもっと掛かります(´;ω;`)
手術を回避した場合の費用
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保存療法中心
薬代+リハビリ+整体・マッサージ・鍼灸 → 年間で数万~十数万円
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長期化するとトータルは手術費に匹敵することも。
👉 「どっちが安いか」よりも、「どっちが人生の質を高めるか」で選ぶのが正解。にいのみ整体 院でも手術を回避した人は沢山います。逆にその後手術受けました、なんてお話も聞くことがあり、やっぱり「進行性だからかな」なんて思います
図でイメージ(文字で表現)
図1:脊柱管のイメージ
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健康な状態 → 広いトンネル、車(神経)がスイスイ通る
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狭窄症 → 壁(靱帯や骨)が厚くなり、トンネルが狭い → 車が渋滞
図2:年代別の発症曲線
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10代~40代:ほぼゼロライン(でもたま~にいる)
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50代:グッと上昇(ようこそ脊柱管狭窄ワールドへ)
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60代:山のピーク(極めた)
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70代:さらに大きな山(もっと極めた)
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80代:高止まり(もう神)
対策と予防
1. 姿勢改善
長時間のデスクワークや前かがみ姿勢は悪化要因。
骨盤を立てて座る、30分に一度立ち上がるだけでも予防効果あり。
2. 筋力トレーニング
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腹筋・背筋をバランスよく鍛える(バランス!これを間違えるとさらに悪化の危険が!)
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特に「腹横筋」を意識した体幹トレーニングが有効(繰り返すけどバランスと『加減』が大事よ!)
3. 有酸素運動
ウォーキング・自転車・水中歩行。
ただし「痛みが強く出ない範囲」で継続することが重要。(やりすぎ注意!)
4. 体重管理
肥満は腰椎への負担増加。食事と運動の両輪で適正体重を維持。
(脊柱管にだけじゃない、内科的なリスクも軽減!)
5. 整体・手技療法の役割
にいのみ整体院では
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全身のお休みしている筋肉、筋力のバランスを取る!
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骨盤・脊椎のゆがみを整えて負担を集中させない
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呼吸筋(横隔膜)を緩め、脊柱管周囲の血流を改善
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連動療法で「腰だけに負担が集中しない痛みの出にくい身体づくり」
- 歩行動作の改善指導も行うことも
- メンタルのコントロールで、痛みを感じにくい状態に(結構効果あり!)
これらを重視しています。薬や手術に頼らずとも、体の使い方次第で大きな改善が見込めます。
年代・性別ごとのセルフケアのポイント
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40代男性:筋トレ不足+体重増加に注意。デッドリフト的な重労働姿勢は避け、体幹強化を優先。
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50代女性:ホルモン変化により骨量低下が始まる。カルシウム・ビタミンD摂取も並行して。
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60〜70代男性:症状がピークに。歩ける距離を測定し、間欠性跛行の進行具合をチェック。
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70代女性:骨粗鬆症対策と並行し、転倒防止トレーニングを積極的に。
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80代以上:過度な運動よりも安全な生活動作と介護予防を重要視。
にいのみ整体院的アドバイス
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「腰が渋滞したら、まず信号(姿勢)を青に変えよう」
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「高速道路(脊柱管)を広げる工事はできないけど、うまく抜け道(動き)を見つければ快適」
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「放置は渋滞どころか通行止め(歩行困難)になるので要注意!」
- 姿勢や筋力のアンバランスが原因なら改善は可能。それでも良くならなければ最後は手術しか無い!それは忘れずに。
まとめ
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脊柱管狭窄症は60〜70代にピーク
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男女差は年齢で変化(若いうちは男性>女性、高齢では女性も多い)
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手術は約30%、費用は数十万。ただし保存療法でも費用はかかる
- やっぱり最後は手術しかない場合も。そんな時は素直にお医者さんにお任せしましょう!
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一番大事なのは「痛みを我慢せず早めに対策」対策と予防ではかけるコストが10倍にも!
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にいのみ整体院では「工事で狭くなった道路でも、渋滞を減らす走り方を教えます!」