はじめに:その膝の痛み、楽しみを奪ってない?
こんにちは、大宮の「にいのみ整体院」ジュンです。
ここ数年、僕のところに来る60代女性の悩みで多いのが「膝痛」です。
図表で見る:変形性膝関節症の男女・年齢別有病率(10代〜80代)
以下に、厚生労働省・学会報道・研究を基に、10代〜80代における男女別の発症比率をまとめた表を作成しました!
年代 | 男性の有病率(目安) | 女性の有病率(目安) |
---|---|---|
10代 | ほぼゼロ(極めて稀) | ほぼゼロ(極めて稀) |
20代 | ほぼゼロ(稀) | ほぼゼロ(稀) |
30代 | 少数例(数%未満) | 少数例(数%未満) |
40代 | 約10–15% | 約15–20% |
50代 | 約20–30% | 約35–40% |
60代 | 約30–40% | 約55–60% |
70代 | 約40–50% | 約65–70% |
80代以上 | 約50–60% or more | 約70–80% |
データのポイント整理!
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10〜30代は発症率が極めて低く、日常生活で症状を感じるのはほぼ稀。
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40代から徐々に増加傾向が見られ始め、女性の増加率がやや高めです。
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50代以降、特に60代以上で発症率が急増し、女性の割合が男性を大幅に上回ります。
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70代〜80代以上では、男女とも発症率は非常に高くなり、女性では70%〜80%に達するケースも。
補足データと傾向!
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ROADスタディ(日本)によると:40歳以上の変形性膝関節症有病率は、男性で約42.6%、女性で約62.4%です。やっぱり女性なんですよ!
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mhlw-grants.niph.go.jp+9J-STAGE+9rebornclinic-osaka.com+9rebornclinic-osaka.com
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その他の調査では、50代以上は潜在的患者も含めると2,400万人(約2人に1人)が該当すると推計されます。 (人工関節ドットコムより)
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性差については、女性は男性の1.5〜2倍のリスクがあるとされています。(日本リウマチ財団より)
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「買い物がつらい」
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「旅行に行っても途中で休憩ばかり」
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「孫と公園で遊びたいけど、しゃがめない」
…これ、全部変形性膝関節症(OA:Osteoarthritis of the knee)の典型的な悲鳴。
正直に言うと、この膝の不調って「痛み」以上に人生の楽しみをジワジワ奪うんですよね。
今日は、その変形性膝関節症の正体と、にいのみ整体院がどう攻略しているのか、楽しくわかりやすく解説していきます。
第一章:変形性膝関節症って何者?
膝の関節は、骨と骨が直接ゴリゴリ当たらないように「軟骨」と「関節液」がクッション役をしてます。
でも加齢・使いすぎ・筋力低下などで、このクッションがすり減る。
結果、
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骨と骨がぶつかる →炎症、 痛い!
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関節包が炎症を起こす → 腫れる!
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動かすのが嫌になる → さらに硬くなる!
という負のスパイラルに突入。
60代女性に多いのは、閉経後のホルモン変化や筋力低下で、膝が支えきれなくなるパターンです。
第二章:腰痛や肩こりともつながってる!?
膝だけの問題だと思っていませんか?
実は膝痛持ちの人の多くが、腰痛や肩こりも抱えているんです。
仕組みはこう:
膝が痛い → 歩き方が変わる → 骨盤が歪む → 背骨のカーブが崩れる → 首・肩に負担。
つまり膝痛は、全身の不調の「震源地」にもなるんです。
第三章:にいのみ整体院的「攻略法」その1
体をゆらして膝の負担を減らす
僕の施術は、いきなり膝をグイグイ押したりしません。
まず歩行動作や筋力のバランスを見て、筋出力を整えてから、全身をゆらして骨盤・背骨を整える。
なぜなら膝は「家の柱」に例えるとわかりやすい。
土台(骨盤)が傾いていたら、柱(膝)にばかり負担がかかりますよね。
だから膝そのものを攻める前に、まずは全身の筋力やゆがみをリセットするんです。
第四章:攻略法その2
関節液を動かせ!
膝の中には「関節液」という潤滑油があります。
これがちゃんと循環していると痛みは和らぐんですが、膝を動かさない生活を続けると固まっちゃう。
そこで「関節包を優しく圧をかけて関節液を分泌させる」アプローチを使います。
これで膝の中の滑りが良くなる=痛みが軽くなるんです。
第五章:攻略法その3
内臓と筋肉を見逃すな!
膝だけじゃなく、大腿四頭筋(ももの前の筋肉)やハムストリングス(もも裏)の硬さも超重要。
さらに言えば、肝臓や腸のファシアの緊張も膝に波及してきます。
整体って「内臓と膝が関係あるの!?」と驚かれますが、体はぜんぶ膜でつながっているんですよ。
第六章:セルフケアのすすめ
「整体院に来れば全部解決!」…といいたいところですが、毎日通うのは現実的じゃない。
だからセルフケアも超重要。
おすすめ3選
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水分補給
カフェインやアルコールばかりじゃなく、水をちゃんと飲む。関節液の材料は水分です。 -
もも裏ストレッチ
椅子に座って片足を前に伸ばし、背筋を伸ばして軽く前屈。これだけで膝の負担が減ります。 -
ゆるスクワット
壁に背をつけて浅くしゃがむ。筋トレじゃなく、血流促進目的で。 - ABC療法セルフケア
- 筋出力を整えるセルフケアを伝授。
第七章:よくある誤解
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「歳だから仕方ない」 → いやいや、対策すれば進行は止められる。
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「膝が痛いから動かさない」 → 動かさない方が固まって悪化する。
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「注射や薬だけで十分」 → 一時的には楽になるけど、根本は生活習慣と体のバランス。
第八章:60代女性に伝えたいメッセージ
膝が痛いと、人生の楽しみがガクッと減ります。
でも「もう歳だから…」とあきらめる必要はありません。
にいのみ整体なアプローチ+セルフケアで、
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旅行
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孫と遊ぶ時間
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好きな趣味(ガーデニング、ダンス、ヨガ…)
を取り戻すことは十分可能です。
まとめ
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変形性膝関節症は「膝だけの問題」じゃなく、全身の歪みや生活習慣と深く関わっている
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にいのみ整体院では「筋出力を整える」「全身をゆらす」「関節液を動かす」「内臓と筋肉も見る」ことで攻略
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セルフケア(水分・ストレッチ・ゆるスクワット・ABCセルフケア)がカギ
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「歳だから」とあきらめず、楽しい生活を取り戻そう