女性オフィスワーカーに多い「痛みの悩み」ランキングTOP5
にいのみ整体院では、痛い場所だけでなく「なぜ、そこに負担が集まったのか」を考えます
パソコンに向かって何時間も座り、昼休みや通勤中にはスマートフォン。仕事が終われば、買い物、食事の支度、洗濯、子育て。20〜50代の女性オフィスワーカーは、身体を動かしていないように見えて、実際にはかなり無理を重ねています。
重い物を持ったわけでも、激しい運動をしたわけでもない。それなのに夕方になると首や肩が重くなり、腰が固まり、目の奥まで痛くなる。「寝れば戻るだろう」と思っていたら、翌朝にもすっきり感が残らない。そんな方は少なくありません。
もちろん、同じデスクワークでも身体の状態は一人ひとり違います。20代なら長時間のスマホや運動不足、30代なら仕事と家事・育児のダブルパンチ、40代以降は回復力やホルモンバランスの変化も絡んできます。痛い場所が同じだからといって、原因まで同じとは限らないんですよね。
今回は、にいのみ整体院で実際に相談されることが多い傾向をもとに、女性オフィスワーカーの「痛みの悩み」を5位から順に紹介します。公的な全国調査のデータというわけではありませんが、日々の施術現場でリアルに聞こえてくるお悩みを並べたものです。
患者さんと院長の会話を交えながら、主な症状、考えられる原因、当院でのアプローチ、そして自宅や職場での対策まで少し具体的に話していきますね。
第5位 手首・指・肘の痛み

患者さん:
「最近、マウスを動かしていると手首が痛むんです。夕方になると指がこわばって、ペットボトルの蓋を開けにくい日もあります」
院長:
「右手ばかり使っていませんか? あと、知らず知らずのうちにマウスを強く握りしめている可能性もありますね」
患者さん:
「言われてみれば、忙しいときほど力が入っている気がします。でも、手首の問題なのに肩も関係するんですか?」
院長:
「大いに関係しますよ!指を動かす筋肉って、手の中だけにあるわけじゃないんです。肘から手首へ伸びる前腕の筋肉が働いて、指や手首を動かしています。だから、クリックや文字入力を繰り返すと、手首だけじゃなく前腕や肘にもしっかり負担がたまります」
さらに肩が前へ出て腕全体が内側へねじれていると、肘から先はますます窮屈になります。
本人は「手首が痛い」と感じていても、その大もとをたどると肩甲骨が固まっていて、胸の筋肉が縮まり、首までガチガチになっていることも多いです。
にいのみ整体院では、まず左右の肩の高さ、肩甲骨の動き、肘の曲げ伸ばし、前腕の緊張、手首の可動域などを細かく確認します。痛む場所をただ強く揉むのではなく、腕全体のねじれや筋肉の連動を見ながら、肩から手先まで無理なく動ける状態をつくっていくイメージです。
関節の動きが悪ければ、無理な負担をかけずに、わずかな遊びを利用して調整します。筋肉に力が入りにくい場合も、力任せに鍛える前に「どの位置なら自然に働きやすいか」を探っていきます。つまり、川の流れに例えるなら手首という「川下」だけでなく、肩甲骨や姿勢という「川上」も同時に見るわけです。
患者さん:
「手首だけマッサージしてもすぐ戻る理由は、そういうことなんですね。仕事中は何に気をつけたらいいですか?」
院長:
「まず見直してほしいのは、マウスの位置です。腕を前へ伸ばし過ぎないこと、肘が身体から離れすぎない位置に置くこと。それから、マウスは『握る』というより『軽く乗せる』くらいの感覚でいると楽になりますよ」
キーボードやマウスの位置なんて、数センチ変えるだけでも負担が全然違います。小さな手で大きなサイズのマウスを使っているなら、手に合ったものに替えるだけでも違いますよ。マウスが小さすぎるのも手首に負担を掛けます。
忙しいときほど手に余計な力が入りやすいので、区切りのいいタイミングで一度手をパッと開き、指をぶらぶらさせてリセットするだけでも違います。
ただ、強いしびれや指の感覚の鈍さ、あきらかな握力低下、腫れや熱感、じっとしていても痛むような場合は、腱や神経、関節のトラブルが隠れていることもあります。その場合は無理に整体を続けず、まずは医療機関での検査を優先してくださいね。
第4位 頭痛・目の奥の痛み

患者さん:
「午後になると目の奥がズーンと重くなって、こめかみまで痛くなります。首や肩も凝るんですけど、とりあえず頭痛薬を飲めば仕事はできるので、ずっとそのままにしてます」
院長:
「パソコンに向かっているとき、気づくと顔が画面に近づいていませんか? あと、集中すると歯をくいしばったり、呼吸が浅くなったりしていませんか?」
患者さん:
「呼吸は意識したことなかったです……。でも、締め切り前は奥歯に力が入ってる自覚はあります」
画面を見続けると、目の周りだけでなく首の付け根や後頭部、側頭部までずっと緊張しっぱなしになります。しかも集中すると瞬きが減り、顎にも力が入りやすくなります。そのうえ頭が前へ突き出ると、首の後ろ側はずっと重い頭を支え続けなきゃいけないので、そりゃあ疲れますよね。
頭痛があると、ついこめかみや首筋をグリグリ揉みたくなりますが、首の後ろが固くなっている原因が「背中の丸まり」や「胸の動きにくさ」にあることもすごく多いです。背中が丸まって呼吸が浅くなり、その状態で顔だけを上げて画面を見るから、首の付け根に負担が集中してしまうんです。
当院では、頭痛の施術だからといって、いきなり頭や首をグイグイ押すようなことはしません。まずは頭痛の頻度や痛む場所、仕事の環境、睡眠、食いしばりの癖などを聞いてから、首の動きや背中、顎のまわりの緊張をチェックします。
施術では、背中や肩甲骨の動きを整えて、首だけで頭を支えなくてもいい状態をつくっていきます。胸郭が動きやすくなれば自然と呼吸も深くなりますし、顎に余計な力が入っている場合も、首や肩とのつながりを見ながら穏やかに緩めていきます。
患者さん:
「でも、仕事だからパソコンを見ないわけにはいかないし、目を休めるのも難しいです……」
院長:
「仕事を辞めるわけにいかないですもんね。だから『パソコンを見るな』なんて無責任なことは言いません。働きながら、どうやって負担を減らすかを一緒に考えましょう」
まずは、画面の上端が低すぎないように調整すること。ノートパソコンを使っているなら台を使って高さを出し、できれば外付けのキーボードを合わせるのがおすすめです。あとは、30分〜1時間に1回でいいので、数十秒だけでも画面から目を離して遠くを見る。仕事の区切りに、肩の力を抜いて息をふぅーっと長く吐く。それだけでも違いますよ。
大事なのは、休日に完璧なストレッチを頑張ることより、日々のこまめな緊張抜きです。身体は、8時間かけて固めたコリを、帰宅後の3分だけで一気に帳消しにはしてくれませんからね。
なお、今までにない突然の激しい頭痛だったり、手足のしびれ、ろれつが回らない、めまいや吐き気がひどいといった場合は、整体の範疇を超えています。すぐにお医者さんに診てもらってくださいね。
第3位 腰痛

患者さん:
「重い物を持ったわけでもないのに、夕方になると腰が固まって、椅子から立ち上がった直後は腰を伸ばすのが怖いくらいです」
院長:
「一日に何時間くらい座っていますか?」
患者さん:
「会議も含めると、トータルで7、8時間は座りっぱなしですね。姿勢が悪いと思って、なるべく背筋はピンと伸ばすようにしてるんですけど……」
院長:
「座っている『だけ』って、実は身体にとってはかなり負担が大きいんです。それに、『背筋を伸ばさなきゃ』と頑張りすぎる姿勢がかえって腰を固めていることもありますよ」
デスクワーク中、身体は休んでいるようでいて、実は同じ姿勢を保つために腰や背中、お腹、股関節の筋肉がずっと働き続けています。浅く腰掛けて背中を丸める人もいれば、逆に腰を反らせて胸を張り続ける人もいますが、一番よくないのは「同じ姿勢のまま固まってしまうこと」です。
足を組む、片側のお尻に体重を乗せる、いつも同じ方向のモニターをひねって見る。こういう小さな癖が積み重なると、骨盤や股関節の動きに左右差が出てきて、腰がその不足分を無理やりカバーし始めます。腰は働き者だからしばらくは黙って耐えてくれますが、限界を超えると痛みや重さとしてSOSを出してきます。
にいのみ整体院では、痛む腰だけを見て終わりにはしません。立った姿勢や座った姿勢、前後への屈伸、体をひねる動きのほか、股関節や足首の硬さまでチェックします。不思議なことに、腰を動かして痛くても、股関節の動きを少しサポートしてあげると急に楽になることも多いんです。
当院の腰痛施術は2つの方向からアプローチします。ひとつは、今つらい腰の緊張を和らげる「川下へのケア」。もうひとつは、腰に負担を集めている原因(股関節、骨盤、足元など)を見直す「川上のケア」です。
患者さん:
「姿勢を良くしようとするほど疲れるんですが、正しい姿勢って本当はあるんですか?」
院長:
「『この正しい姿勢を一日中キープしなきゃ!』と思わなくて大丈夫ですよ。どんなに理想的な姿勢でも、2時間固まったままでいれば絶対につらくなりますから。
椅子に深く座る時間もあれば、少し浅めに腰掛ける時間があってもいい。背もたれにもたれてもいいんです。ただ、『同じ形のまま固まり続けないこと』が一番大事。30分に1回は立って、コピーを取りに行くとか、お茶を飲みに行くとか、それだけでも腰にとっては立派な運動になりますよ」
椅子の高さも、足裏がしっかり床につくか確認してみてください。足が浮いているなら台を置くと安定します。どうしても足を組んでしまうクセも、「絶対に組むな」と言われるとストレスになるので、「組んだな」と気づいたら一度ほどいて、反対側も同じくらい組んでバランスを取る、くらいのゆるい意識からで十分です。
もちろん、ぎっくり腰のような強い痛みや、足のしびれ、動かしにくさがある場合は無理をせず医療機関へ行ってくださいね。
第2位 首の痛み

患者さん:
「首を回すと『ゴリッ』と引っかかって、朝から痛い日もあるんです。最近は後ろを振り向くのがちょっとつらいですね」
院長:
「お仕事以外だと、スマホを見る時間はどれくらいですか?」
患者さん:
「通勤中と、あと寝る前くらいですね。仕事でも一日中パソコンを見ているので、トータルするとかなり長いと思います」
院長:
「それだと首は、会社でも家でもずっと残業しているような状態ですね……」
頭ってそもそも重いものですが、画面に集中するあまり首が前へ出れば出るほど、首や背中にはものすごい負担がかかります。本人はまっすぐ見ているつもりでも、顎が突き出していたり、逆に引くすぎて首の前側をガチガチに固めていたりする人が本当に多いです。
首が痛いと、つい自分でグリグリ回してほぐしたくなりますが、引っかかりがある状態で無理に大きく動かすとかえって悪化することもあります。首は細かい骨や神経がぎっしり詰まったデリケートな場所なので、「硬いからといって力任せに動かす」のは禁物です。
当院では、首をどちらに向けたときにどこが痛むのかを丁寧に確認します。そのうえで、肩甲骨を軽く支えた状態で首を動かしてみたり、背中や腕の位置を変えたりして、どこを変えると首が楽になるかをテストします。
首そのものにアプローチする場合も、ボキボキ鳴らしたり無理にひねったりすることはしません。背中や胸の硬さを取って、首が自然に動ける土台をつくってあげるイメージです。首が痛いからといって、原因が首にあるとは限らず、背骨や骨盤、あるいは腕の引っ張りからきていることも多いですからね。なんなら足からの影響も有ります!
患者さん:
「首が痛いのに、骨盤とか腕、足まで関係あるんですか?」
院長:
「大ありですよ。身体はパーツごとにバラバラで動いているわけじゃなくて、骨盤が後ろに倒れて背中が丸まれば、前を見るために首を持ち上げざるを得なくなります。腕をずっと前に出し続けていれば肩甲骨が引っ張られ、首の筋肉がそれを必死に支えることになります。だから、首だけを何とかしようとしてもダメなんですね」
職場では、まず正面のモニターの位置を見直してみましょう。画面が左右どちらかに寄っていると、それだけで一日中首をねじり続けることになります。資料を見ながら入力するなら、資料台を使って目線の移動をなるべく減らすだけでも首のラクさが全然違いますよ。
自宅で首を無理に回すくらいなら、両腕を軽く後ろへ引いて胸を開き、息をふぅーっと吐いてみてください。肩をすくめて、ストンと力を抜くだけでも十分です。
第1位 肩こり・肩の痛み

患者さん:
「やっぱり、一番多いのは肩こりなんですね」
院長:
「そうですね、女性のオフィスワーカーで悩まない人はいないくらい多いご相談です。ただ、ひとくちに『肩こり』と言っても、中身は人によって本当にさまざまなんですよね」
首から肩にかけてが鉛のように重い人、肩甲骨の内側が痛い人、腕までだるくなる人、頭痛や吐き気を伴う人……。本人はみんな「肩こり」と表現しますが、筋肉の疲労だけでなく、関節や神経の緊張が混ざっていることも多いです。
患者さん:
「私、マッサージに行くとその場はすごく楽になるんですけど、翌日にはすぐ戻っちゃうんですよね」
院長:
「マッサージで一時的に楽になるなら、それ自体は全然悪いことじゃないですよ。ただ、すぐ元に戻ってしまうということは、『肩が凝る原因(環境やクセ)』がそのまま残っている可能性が高いですね」
肩だけが原因なら、肩をほぐせばそれで解決するはずです。でも実際は、骨盤が後ろに倒れて背中が丸まり、肩甲骨が外側に広がって、腕が内側にねじれた状態でキーボードを叩き続けている。その姿勢のままでは、いくらほぐしてもデスクワークを始めた瞬間にまた肩が頑張り始めてしまいます。

20代ならスマホや長時間の同姿勢、30代なら仕事と家事・育児のワンオペ状態、40〜50代になるとホルモンバランスの変化や疲労の抜けにくさも重なってきます。「なんとなく年齢のせいかな」と諦めてしまう方も多いですが、環境や身体の使い方を見直すことでラクになる余地はまだまだありますよ。
にいのみ整体院では、腕を上げたり後ろへ回したりしながら、「どこが引っかかっているのか」を一緒に確認します。肩そのものが硬いのか、肩甲骨がサボっているのか、それとも首や腕からの影響なのかを分けて考えることが大切なんです。
施術では、ガチガチの肩を無理やり押しつぶすようなことはしません。肩甲骨、胸郭、背中、首の連動を取り戻しながら、「一部の筋肉だけに負担が集中しない状態」をつくっていきます。
患者さん:
「よく『肩を回しましょう』って言われますけど、あれはやったほうがいいんですか?」
院長:
「痛みがなければ軽く動かすのはおすすめですよ。ただ、肩を大げさにグルグル回すことだけが正解ではありません。仕事中に、一度肘を机から離して腕をストンと下ろすとか、手のひらを外に向けて胸を軽く開きながら息を吐くとか、それだけでも普段の固まった状態から解放されますよ」
大切なのは、立派な体操を気合い入れてやることよりも、日々のこまめなリセットです。

「痛い場所」と「悪くなった原因」は同じとは限らない
患者さん:
「結局のところ、どこが痛くても全身をトータルで見るってことなんですね」
院長:
「その通りです。もちろん『何でもかんでも骨盤のせい』『全部自律神経のせい』みたいに決めつけるわけではありません。実際にその人の身体を動かしてもらいながら、どこが連動していて、どこでブレーキがかかっているのかを一つひとつ確かめていきます」
身体はパーツの寄せ集めじゃありません。足元が不安定なら骨盤や背中がカバーし、背中が動かなければ首や肩がその分働かされる。だからこそ、今つらい場所(川下)のケアと、そこに負担を生み出している原因(川上)のケア、その両方を見るのが当院の基本スタイルです。
施術のあとに、来院時と同じように首を動かしたり立ったりしてもらって、「さっきと何が変わったか」を必ずご本人と一緒に確認するようにしています。「なんか軽くなったかも」とご自身で実感してもらうことが一番大事だと思っているので。
セルフケアは「たくさん」より「続けられる一つ」
患者さん:
「YouTubeとかを見るとストレッチ動画がたくさんあって、全部やったほうがいいのかなって思っちゃいます」
院長:
「あれもこれも全部やろうとすると、大抵は三日坊主で終わっちゃいますから、まずは『これならできる』というのを1つだけ選べば十分ですよ」
忙しい毎日のなかで、新しいセルフケアがプレッシャーになっては本末転倒です。朝がバタバタしているなら「仕事前に3回深呼吸する」、昼休みなら「一度立ち上がって伸びをする」、それだけでも毎日続けば立派なケアになります。今のライフスタイルに無理なく組み込める方法を、一緒に探していきましょう。

痛みを我慢しながら働くことは、決して「頑張っている証拠」ではありません。
「このくらいみんな同じだし…」と後回しにしがちですが、身体はあなたに無理を強いるための道具じゃなくて、この先もずっと付き合っていく大切な相棒です。少しだけ手をかけてあげれば、身体はちゃんとそれに応えてくれますよ。
「もう少し早く来ればよかった」
施術のあとにそう言って笑顔で帰っていく患者さんを見るたび、もっと気軽に来られる場所でありたいなと感じています。痛みを我慢してボロボロになる前に、いつでも気軽にご相談くださいね。
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