大宮で根本改善なら「にいのみ整体院」

整体とは

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日本で整体は、大正時代にアメリカの三大療法であるカイロプラクティックオステオパシースポンディロセラピーとと日本古来の手技療法と組み合わせ、名付けたのが始まりと言われています。

日本国内では野口晴哉先生により整体操法(野口整体)が考案され整体という言葉が有名になりました。「体を整える」から整体ですね。

今ある症状に対して治そうとする西洋医療に対して、症状の原因を突き止めて治そうとするのが東洋医療であり、一見症状に関係の無い部位にも施術をし筋骨格全体の歪みを整え、自己回復力や免疫力を向上を目的とする場合もあります。

痛みが有る、体調が悪い、というのは一つの症状でありその根本の体の歪みを改善するのが整体です。

整体により整える部位

整体で整える部位は骨格、筋肉、神経、内臓、これらを中心に手技を行います。

骨格で中心となるのは骨盤、脊柱、頭蓋など正中線上に位置する部位、肩甲骨や股関節、膝関節などの大きな関節ですが、指先の様な小さく細い部位も高い施術効果があります。

筋肉は表面に近い浅層筋、神経は体表面に出ている、または浅い位置の神経が施術対象です。

内臓のほとんどが肋骨に守られているので、直説施術を行える部位は限られます。

ただしそれら神経、筋肉、内臓はそれぞれに刺激を入れる事により「反射」という反応が起き、直接コンアクト出来ない部位まで変化を出すことは可能です。

 

整体の元となった手技療法

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カイロプラクティック・・・もともと磁気治療家であったダニエル・デヴィッド・パーマーが、1895年に創始した手技療法です。

治療法として主に手技による関節アジャストメント脊椎マニピュレーションをおこないます。

施術法は主に脊椎やその他の身体部位を調整(矯正)することにより、骨格のゆがみを矯正し痛みの軽減、機能改善や自然治癒力の向上を目的としています。

WHO(世界保健機構)はカイロプラクティックを代替医療として認め、現在では世界約80カ国からなる世界カイロプラクティック連合 (WFC) という団体まで発展しています。

北米を中心にカイロプラクティックの施術者は、イギリスカナダオーストラリアニュージーランドEU諸国、南アフリカなど約40カ国が資格として認めています。

 

オステオパシー・・・1874年にアメリカのアンドリュー・テーラー・スティル博士が考案した手技療法です。

オステオ(骨)とパシー(病気、治療)という言葉を掛け合わせて命名しました。手技療法を中心とし自然治癒力の向上を目的としているのは、カイロプラクティックと非常に似ていますがオステオパシーは哲学が異なります。

スティル博士は身体構造の異常は、血液、リンパ液脳脊髄液体液など体液の循環に影響を及ぼし、神経伝達や免疫の低下を招く要因と考え

1.身体は精神と一つのユニットである

2.身体は自己調整、治癒能力を持つ

3.身体は機能、構造と相互に関係している

4.合理的な治療は3つの原則に基づいて行われる。

という原則を則っています。

カイロプラクティックが脊柱、骨格を矯正する事を主とするのに対し、オステオパシーは脊柱だけでなく筋肉や膜などの軟部組織も施術の対象としています。

またオステオパシーはアメリカで発祥しましたが、その後フランスで発展し、現在、そのレベルは徒手療法の世界最高峰と言われています。

カイロプラクティック同様,オステオパシーは医療でも認められており、医師と同等の資格としてDO(ドクターオブオステオパシー)が認められています。

初めて整体受ける時に気をつけたいポイント3つ

今まで整体を受けたことがない方の不安に感じるポイント、気をつけたいポイントの理解と対処法を紹介します。

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1.施術内容を明確にする

根本的な改善を目的とする整体院は、症状の原因を明確にして施術を行います。

当然、年齢や症状の度合いによって施術内容は変わりますが、それらを説明せずに施術を行うのは、好ましい施術とは言えません。

殆どの患者は身体や痛みの症状について、専門的な知識はありません。

ただし施術者が伝えられる身体の状況や、今後行う施術や方針を共有する事で、スムーズな改善に繋がります。

なぜこの部位に痛みが出るのか?それらを専門的な用語も織り交ぜながら、わかりやすく施術内容を伝えられれば、患者と施術者間に信頼が生まれより効果的な施術になります。

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2.施術費用を明確にする

整形外科での治療や、一部整骨院の施術と違い整体院は保険がききません。

当然整形や整骨院より高額になるので、患者側から一番気になるのが費用についてです。

一般的に、施術を行う部位が多い場合に施術費用が加算されます。

ただし、腰痛で来たのに無断で肩まで施術されて、高額な施術費用を請求された等、時々耳にする話です。

当然、肩を施術する正当な理由が、あれば問題ありませんが、

患者側からは「無断で施術費用を釣り上げられた」という不満を抱く原因にもなります。

一部、意味の無い施術を行い不当な請求をする整体院もあるので、患者側からも「何故そこを施術するのか?」と質問しても良いでしょう。

ハッキリと説明出来ない整体院は、もしかしたら施術費用を沢山取りたいだけなのかも知れないので注意が必要です。

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3.施術回数を明確にする

来院する回数やペースも不安を感じる要素です。

痛みが強いからと言って、その方の症状が重症とは限りません。

典型的な例がぎっくり腰です。

ぎっくり腰の様な急性の症状は、痛みは非常に強く感じますが、原因はそれほど深刻ではありません。

急激に起こる症状は、治まるのも早く「1回で良くなった!」という殆どが患者本人が重症と思い込んでいる軽度なケースです。

遺伝的、骨格的、習慣的に問題がありその蓄積して発症した場合は、原因がより根深いものになります。

高齢者や長年症状に苦しみ、重症化している場合は2~3回の施術で根本的な改善は不可能です。

また年齢とともに進行する脊柱管狭窄症なども、あくまで「改善」です。

施術で改善、良化できる範囲と治せない範囲を明確にし、改善可能な範囲を設定する事で施術回数やペースを決定します。

 

整体の施術

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身体を整えると書いて「整体」と読むように身体的、精神的、環境的影響のストレスにより歪んだ体を元に戻し、健康な状態に近づけるのが整体の施術です。

カイロプラクティックの影響を受けたものやオステオパシーの技術を取り入れたものなど、現在の整体には多種多様な技術があり、筋肉、骨格など外科的な視点から施術を行い関節を鳴らす矯正や、皮膚を撫でるようなソフトな手技もあります。

受ける側が強いと感じる順番は、筋肉・関節・神経の順でこれらを分けて行うもの、組み合わせて行う手技など技術体系により異なります。

エネルギーやスピリチュアル的な要素を補助的、または主体的に行う術者もいます。

整体の代表的な手技

1.軽擦法(けいさつほう

手の平や親指、二本指、四本指を使い脊柱(背骨)に沿って軽く擦ります。
手と皮膚の摩擦で、体表面の温度を上げ、血流を活発にします。

2.強擦法(きょうさつほう)

「按撫法(あんぶほう)」とも呼ばれます。

軽擦法に比べ、強擦法では手の平を患部に深く押し付けます。

一旦押し付け、押し付けた手の平を円を描きながら移動させていき、また押し付けるといった動きを繰り返します。

皮膚の組織を柔軟にし、炎症物質を散らして筋肉の緊張を取り患部の回復を促します。

 3. 叩打法(こうだほう)

幹部を軽く叩く手技です。

手掌叩打法(しゅしょうはくだほう)、拍打法(はくだほう)切打法(せつだほう)、環状切打法(かんじょうせつだほう)手背切打法(しゅはいせつだほう)、指頭切打法(しとうせつだほう)など多様な種類があり効果も異なります。

主に神経や筋を刺激し、血流の促進や神経伝達、筋を興奮させる、または鎮静効果があります。

強く握らず痛みが出ないよう軽く叩きます。

 4.圧迫法(あっぱくほう)

手の付け根、指の頭でて圧迫し、刺激する方法です。

刺激を入れ続ける持続性圧迫法、刺激を途切れ途切れに入力する間歇性(かんけつせい)の2種類があります。

持続性圧迫法では、神経痛やけいれんなどに効果的で、間歇性圧迫は圧迫と圧を緩めるを繰り返すことで血液やリンパの流れを促進します。

 5.振せん法(しんせんほう)

手の平や指を使い、骨に向かって圧迫しながら、振動を筋肉全体に入力します。

静脈血の流れが良くなり、神経や筋の機能が活発になります。

 6.揉捏法(じゅうねつほう)

手の平や指を使って患部の筋を掴み、筋肉を揉みほぐします。

静脈血の流れを良くすることで、血管を広げ新鮮な血液を行き渡らせ、筋肉が萎縮し硬くなることで起こる筋疲労などを回復、予防をします。

 7.矯正(きょうせい)

背骨の歪み・サブラクセーション

脱臼よりも少ないわずかな背骨の椎骨の変位し、神経圧迫や脳からの情報伝達が悪くなっている状態をいいます。

背骨の歪み・サブラクセーションの原因は交通事故、不良姿勢、ストレス、日常生活動作などが考えられます。

その背骨や首の骨がわずかにズレ、炎症を起こし骨の周りを通る神経を圧迫し痛みや痺れなどの不具合を起こした関節に、瞬間的に力を加えて正しく整えるのが矯正技術です

 

 

整体の好転反応について

好転反応とは

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マッサージや整体等の手技療法を受けた後に、一時的にだるさ、痛み、発熱、などの症状が出る状態を好転反応と呼びます。

整体の施術を受けると

・筋肉が緩み柔軟性が上がる。
・血流が良くなる。
・骨格の歪みが改善し歪みの少ない良好な状態になる。
・リンパの流れが改善され,老廃物を排泄しやすい状態になる。
・自律神経の働きが正常化され、体調が良好になる。

上記の様な改善が身体に起きます。しかし硬くなっていた組織が緩むと、血流の増加や可動域の増大が起こります。

急激な身体の変化が起こり、一時的な痛みやだるさを感じることが好転反応と呼ばれるもので、身体の動き、稼働域が広がり筋肉を使いすぎて感じる痛みも好転反応の一部です

 

好転反応の種類

好転反応は大まかに4種類に分類されます。

1、 弛緩反応
体のだるさや、疲れ、発熱、眠気など

2、 過敏反応
身体の痛み、かゆみ、頭痛、発汗。施術箇所の痛みや炎症、かゆみ、など

3、 排泄反応
湿疹、吹き出物、ニキビ、下痢、尿の色が濃くなるなど

4、回復反応
だるさ、発熱、吐き気など

好転反応の症状

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弛緩反応

硬い筋肉とは緊張=交感神経優位となっています。

硬くなっている筋肉をは血管や神経を圧迫しており痛みやコリを起こしやすくなっています。

その筋肉に圧す、揉む、と言った刺激を入れると筋肉の中に存在する「筋紡錘」という受容器が反応して筋肉が緩みます。

筋肉が緩むと弛緩=副交感優位となり柔らかく、柔軟になり血流も良くなります。

副交感神経が優位になるとリラックスし力が入りずらくなり、意識的に筋肉を使う必要があるのでだるさを感じる事になります。

 

過敏反応

マッサージや整体、鍼灸、の施術を受けると、血行が良くなり神経の働きが正常化され鈍感だった部位の神経伝達が改善され、感じにくくなっていた痛みや、かゆみ感じるようになることが有ります。症状が改善、減少するがゆえに感覚が鋭くなると起きる反応です。

 

排泄反応

マッサージや整体、鍼灸、の施術を受け神経伝達の改善やホルモン分泌等の生理的反応が起こり、身体に溜まった老廃物、毒素などを体外に排出する好転作用のことです。

ニキビや吹き出物ができたり、下痢や排尿などの排泄、吐き気、生理や鼻水や鼻詰まりが起こります。

それぞれ皮膚から、口腔、排泄器から有害物質を排出する反応です。

 

 回復反応

回復反応は血行の悪さが改善され、血液やリンパなどが流れやすくなり、だるさ、発熱、吐き気、生理、下痢、のぼせやすさなどです。
血行が良くなることで体温が上昇したり、体感としてだるさを感じたりします。

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好転反応の期間

好転反応の起きる期間は個人差がありますが、およそ2~3日でしょう。

5日以上継続する場合は、別な疾患が隠れている場合もあるので、医療機関に相談するのもよいでしょう。

 

 

整体院と接骨院・整骨院との違い

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整体院と似た業務を行う整骨院、接骨院との違いを解説します

1.資格

接骨院・整骨院は柔道整復師という国家資格者が必要です。

柔道整復師になるには柔道整復師要請養成施設として認定されている学校で、3年から4年で必要な柔道制服理論、解剖学、生理学、病理学など科目を履修します。

対し整体院、整体師に国家資格はなくいわゆる「無資格」です。

その気になれば何も知らない素人でも「今日から整体師です。開業します!」と言う事も可能です。

 

2.対象

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接骨院・整骨院は主に関節や骨格に対し整復、捻挫や打撲など「急性期」の症状が対象です。

手技療法、運動療法、温熱療法などを行います。また一部保険適用出来ます。

整体院は一般的に腰痛、肩こり、等が主な対象ですが、近年では頭痛、うつ症状、アレルギー、美容やO脚矯正、小顔など広範囲になっています。

 

一昔前は早朝から多くの高齢者でごった返していたのを見た方も居られたと思います。

しかし接骨院・整骨院の一部に保険請求に不正問題となったり、交通事故の減少などで現在保険対象が激減しています。

その為、保険適用外の「自費」施術を行う接骨院・整骨院が増え、整体院とその垣根が曖昧になっています。

 

3.技術

 

接骨院・整骨院が行う施術は整復、捻挫や打撲など「急性期」に行い国家資格取得の為,解剖学、生理学を修めそれをバックボーンとしているので、理論的で説得力があります。

ただし保険適用の場合整復、捻挫や打撲であり、慢性的な腰痛や肩こりなどの症状は、別に学び直さなくてはなりません。

現在多くの接骨院・整骨院では少数の保険適用と、多数の自費施術という具合で実質「整体院」と大差なくなっています。

 

整体院の場合、捻挫や骨折などに施術は行いません。

最初から腰痛、肩こりその他慢性症状に特化した技術で施術を行います。

その為経験する症例数が多い、また一人一人の患者様に割く時間が長い傾向にあり、症状を把握している場合が多いと言えます。

ただし柔道整復師の様な国家資格がなく、技術レベルにバラツキがあります。

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4.費用

接骨院・整骨院は保険適用できるのが大きな強みで、

骨折、打撲、捻挫など急性の症状が対象で、慢性症状は自費となります。

保険適用されるので、患者が実際に払う費用は数百円程度です。

それに対して整体院は全て保険適用外の実費となり、保険の助けが無いので高額になります。

 

大まかに3000~5000円未満が軽症、5000~7000円未満が中程度の症状

7000円以上から重症度の患者様を多く診る傾向にあり、

高額になれば重症度が高く、要求のハードルが上がります。

ただし10,000円以上の高額になってくると重症度や要求にバラツキが現れ、ハードルが下がる事もあります。

リッチな方は痛みに対しても、焦りがないのかも知れませんね。

もちろん7000円以下でも、高度な技術を持っている先生、整体院も存在します。

 

5.整体の料金はなぜ高い?

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整体の施術費は、接骨院や一部のマッサージ院、鍼灸院に比べ施術費が高額になります。

それはj接骨院や一部マッサージ、鍼灸院は保険が適用されるのが理由です。

当然、保険対象外の自費治療や整体院は、患者からの要求が高くより高度な技術が求められます。

その為、日常から勉強し技術セミナーなど自己投資しています。

技術を更新しより良い施術を行うため、整体院の施術費は高額になっています。

 

整体をする目的と悪化する順序

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根幹となるのは、筋骨格の歪みの改善

整体やカイロプラクティック、オステオパシーなど共通する考えが

「身体に歪みなどの異常が無ければ、本来の健康体に成り痛みや不調が無くなる」

と言う事で、当院の施術方針も同様です。

確かにそれぞれ急性的に発した痛みに対応した手技やテクニックはありますが、根幹となるのは慢性的な痛みや、不調の原因となる筋骨格の歪みや神経伝達の改善と考えます。

 

現代に生きる私たちは

日常生活を送るうえで長時間のデスクワークや丈量物を持つなど、肉体的なストレス。

同僚、友人、家族など複雑な人間関係による対人、社会的ストレス。

尋常ではない暑さや寒さ、気圧や紫外線など気候的なストレス。

食品添加物や農薬など食品を介したストレス。

スマホやパソコン、電化製品など電磁波などのストレス、

と様々な環境や要因から、ストレスを受け続けています。

こういったストレスが積み重なり、骨格を歪ませ神経、筋肉、内臓、果ては精神に不調を起こします。

 

「原因」は多岐にわたるストレスであり、痛みや不調といった症状はあくまで「結果」です。

痛みや不調の最大の原因である、筋骨格の歪みをそのままにし、その場の痛みを取り除いても真の改善にはなりません。

まず手技療法で改善可能な筋骨格の問題を取り除き、日常生活その他のストレスを無くし、肉体的精神的に健全な状態でこそ根本的な解決が可能となります。

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身体は悪化する順番がある

人間は卵子と精子が受精し、最初は魚の様な形状から徐々に人間の姿になります。

その時に骨格は背骨から出来上がり、胸から湾曲していきます。

その背骨の湾曲を「一次湾曲」と呼びその後、脚、首頭の順番に形成されるのが「二次湾曲」と呼びます。

この湾曲の順番が実は重要で、骨格に奇形や特殊な条件が無ければ痛みや不調が発生するのは

背骨→脚→片腕→首頭の順となります。

背骨が一次湾曲で先ですが、同じ二次湾曲の脚と首頭に順番の差が付くのは、脚は常に体重を支えてストレスを受けていることに起因します。

したがって一時湾曲である腰に激しい痛みが有っても、二次湾曲にあたる下肢痛や首痛、頭痛がある方が重症度は高く進行しています。

普段頭痛もある方が、強い腰痛を感じ本人は腰痛の改善のみ希望しても、頭痛や首の症状まで悪化しているので、首頭の施術も行わなければ腰痛もすぐに再発します。

強く感じているのが腰痛でも、首や肩に進んでしまった症状を取り除かなければいけません。

整体を効果的に行う順序

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正しく施術する順番がある

正しく安全で効果的な施術をするには、順番があります。

患者さんが「筋肉が凝っているから揉んでくれ!」と言われ「ハイ、揉みますね!」では

整体と言うよりリラクゼーションです。

怪我や器質的な異常が無ければ、慢性的な痛みは発生する機序があり、基本的な施術順に沿って行います。

前述した、悪化する部位の順番は、背骨→下肢→肩・上肢→首・頭からとなります。

神経、関節、筋肉のうち、まず神経の解放する施術から行います。

 

1.神経

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神経は脊椎から全身に張り巡らされ、脳からの命令を臓器や筋肉に送る、または末端から痛みや熱など様々な情報、刺激を信号として送っています。

神経は大きく中枢神経と末梢神経に分類され、体の末端から脳に情報を伝達する求心性と脳から命令を伝える遠心性が有ります。

脳に刺激を伝える求心性は感覚神経とも呼ばれ、遠心性は筋の運動を支配する運動神経、腺の分泌を調整する分泌神経が有ります。

更に体の調整を担う自立神経が活発になると優位になる交感神経、安静、リラックス時に優位になる副交感神経の2つに分類されます。

この神経は脳から直接、または脊髄を介して全身に伸びていますが、どこかで圧迫され引っ張られる(牽引)と痛みを発したり動作が鈍くなったりします。

圧迫されたわんだ神経を、遠位に引きたわみを無くすと鎮痛効果が発揮されます。

脳より遠い足指や手指などの、末端から解放するとより効果的です。

また発症部位により、遠位、同側という法則が有りその法則に則り施術します。

 

2.関節

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神経の解放で痛みを取りきれない場合、次は関節の調整をします。

施術を行う背骨→下肢→肩・上肢→首・頭は同様です。

関節は多種多様で有り、

1.単関節…1つの関節が2つの骨間に作られる

2.副関節…1つの関節が3つの骨により構成される

と大きく2つに分類されます。

更に1軸性関節、2軸性関節、多軸関節など軸の数による分類

形状により球関節、丁番関節、ラセン関節、車軸関節、楕円関節、顆状関節に分けられます。

これだけの種類の関節、更に血管や神経の調整を加えつつ、動きや特性により押圧、牽引、矯正、モビライゼーション、抵抗運動など様々な施術を行います。

 

3.筋肉

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神経の解放、関節の調整で取り切れない症状は筋肉を施術して改善します。

筋肉はに運動、体温の発生、血液を送るポンプ作用という役割があり、筋肉は筋膜という膜に包まれています。

関節の様に筋肉も1つの関節をまたぐ単関節筋、2つをまたぐ2関節筋、3つ以上の多関節筋に分類され、体の中心に近く動きの少ない端を「起始」遠位にあり動きが大きい端を「停止」と呼びます。

形状から紡錘状筋、半羽状筋、羽状筋、二頭筋、二復筋と多様でこれらが皮膚から浅い浅層筋、深い位置の深層筋と鵜雑に入り組んだ構造です。

この筋肉に圧を加える、伸展させる、収縮させる、振動させるなどの施術を行うと筋肉内の「受容器」と呼ばれるセンサー刺激が入り弛緩します。

神経解放施術に比べ、強い刺激を行うことがあります。

 

その他内臓、頭蓋、膜(ファシア)

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内臓は脊柱から延びる神経から信号を受け機能します。逆に内臓からも信号が脳に送られ相互に間消します。

この内臓に刺激を入れ、筋肉や神経を刺激する反応「内臓体制反射」を利用するのが内臓施術です。

 

頭蓋は脳を守っており、脳から背骨、仙骨まで膜で覆われています。中を脳脊髄液が循環しており関節、筋肉を整えて脳内の脳圧を下げ、脳脊髄液の循環を促すのが頭蓋施術です。

 

筋肉を包む筋膜が有名ですが、膜は臓器、骨格、脂肪、血管、神経、靭帯を包む組織が膜(ファシア)です。

このファシアと内臓や筋肉の間に、疲労物質や毒素等が溜まり炎症を起こして痛みや不調の原因となります。

ファシアはわずかに伸縮を繰り返しており、その伸縮に合わせ調整し溜まった毒素のデトックスを行うのが、膜(ファシア)施術です。

 

 

当院の施術

1.新骨盤整法

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元は「川井筋系帯療法」という民間療法です。

モアレ写真という光を当てて骨格の歪みを視認する検査を中心に、症状を右、左タイプ大きく2つのタイプに分類します。

患者は仰臥位(仰向け)になり術者は膝を持って股関節を揺らし骨盤、股関節、脊柱をを中心に整えていきます。

股関節を動かすことで関節の滑走が良くなり、骨盤の仙骨から脳を循環する脳脊髄液の循環を活発にすることで、自律神経系の状態を良好な状態にします。

施術はとてもソフトで殆ど痛みはありません。

腰痛、股関節痛、背部痛、首肩痛などの疼痛症状のほか、自律神経症状、アトピーや喘息の改善にも大変有効です。

受けて気持ちが良く、痛みや自律神経由来、アレルギーなど多岐にわたる症状に有効ですが、腕や足先など末端の部位、又ピンポイントでアプローチするのが苦手とする短所があります。

当院で最も長い期間行っている手技で、熟達しています。

 

2.PLT療法

 

カイロプラクティック、オステオパシーなど現在の手技療法の「源流・本流」から抜粋した技術を

解剖バイオメカを基に、天才・只野拓也氏が抜粋、研鑽した手技療法です。

適応部位は全身に及び、神経、関節、筋肉や膜など細かく細分化された手技であり、理論、技術が常に更新されています。

痛みを伴う手技もありますが、部位ごと症状別ごと、ピンポイントに症状にアプローチ出来大変効果的です。

PLT療法には、モビライゼーション、矯正、等尺性運動,膜(ファシア)療法

なども含みます。

 

3.モビライゼーション・矯正

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モビライゼーション・矯正は主に関節のサブラクセーション(歪み)を繰り返し動かしたり、瞬間的に力を加えて正しい位置に戻す技術です。

一般的にモビライゼーションは、リハビリの現場で理学療法士が多く使われることが知られています。患者さんの手足をもって、グルグルしたりする場面を見たことが有ると思います。

 

矯正はカイロプラクティックが有名です。

患者さんのサブラクセーションが生じている、背中や首をバキッとするあれです。

目的は似ていますが、モビライゼーションの方が小さな刺激を反復し、矯正は大きな刺激を加えるイメージです。

短時間では矯正の方が効果的ですが、刺激が強くリスクも伴うため初診、高齢者や女性、センシティブな方にはモビライゼーション中心となります。

また矯正を行う場合、患者と相談の上行います。

 

4.等尺性運動(アイソトニック運動)

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関節を屈曲や伸展させずに、一定の姿勢のまま筋肉に負荷をかける運動です。

関節を動かさないので筋肉も同じ長さ(等尺)なのでこう呼ばれtます。

ストレスにより筋肉と筋膜の間には疲労物質や毒素が溜まり、それが痛みや炎症、動作の阻害の原因となります。

この疲労物質、毒素のデトックスには、十分な水分補給と等尺性運動が非常に効果があります。

 

5.膜(ファシア)療法

 

筋肉を包む筋膜が有名ですが、膜は臓器、骨格、」脂肪、血管、神経、靭帯を包む組織が膜(ファシア)です。

このファシアと内臓や筋肉の間に、疲労物質や毒素等が溜まり炎症を起こして痛みや不調の原因となります。

ファシアはわずかに伸縮を繰り返しており、その伸縮に合わせ調整し溜まった毒素のデトックスを行うのが、膜(ファシア)施術です。

 

6.マッサージガン

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当院では徒手だけでなく、マッサージガンを始め機施術器も積極的に取り入れています。

マッサージガンは徒手では難しい深い部位にまで刺激が入ります。

しかし屈曲させたり把持させながらは使いにくい場合もあり、徒手と組み合わせながら施術を行います。

より深く刺激を入れる施術に効果を発揮します。

 

7.高濃度酸素水噴霧器

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酸素が欠乏すると筋肉は硬く動きが悪くなり痛みを発します。筋肉を揉んだりストレッチをして緊張を減らし、血行を良くすると痛みが減るのは酸素が供給されるからです。

この酸素を効率的、かつピンポイントで筋肉に供給するのが高濃度酸素水噴霧器です。

通常酸素の分子は皮膚からは入りませんが、特殊な加工をし皮膚からも浸透するしようとなっています。

動きの悪く痛みの強い筋肉部を瞬間的に緩め、その後の施術をスムーズにします。

また、局所的に増悪したアトピー症状の回復、新陳代謝促進にも役立ちます。

 

その他、次世代型高電位発生機・DENBA(デンバ)

DENBAはマットから「電場」を発生させ空間内の水分子を共振させる、次世代型高電位発生機です。

元々は食品の鮮度保持技術でしたが、水分子があれば生物全般に好影響を与えることから、人用に開発されました。

DENBA(デンバ)が類似する電位療法機と比べ優れている点は、

・通常の電位療法機はマットに接触していなければ効果が無いのに対して、DENBA(デンバ)はマットから展開する半径1.5メートルの電場空間内にいれば同様の効果が有る

通常の電位療法機は水分子が、プラスとマイナスの間を往復するだけに対して、DENBA(デンバ)は体内の水分子が360度自由に共振する

マットから展開する電場空間内にいれば、体内の水分子が360度自由に共振し細胞の活性を上げ

肩こり、腰痛、不眠、便秘の改善(管理医療機器DENBA Medical)とほぼ同等の効果が期待できます。

また空間内では抗酸化酵素の活性が上がり、疲労や老化、疾病の根源となる活性酸素を取り除き、疲れにくい健康な状態になります。

疲労回復、免疫の活性、血流の改善、自律神経調整、可動域の増大などの効果が期待できます。

院内は施術ベッド、待合室にDENBA空間が展開しているので、患者様は常にDENBAを受けています。

 

当院の症状による施術構成

当院の改善可能な適応範囲と症状による施術の構成を紹介します

典型的な施術構成ですが、患者様の体格や年令、その時の状態により構成が変わる場合もあります。

1.新骨盤整法 

2.PLT療法 

3.モビライゼーション・矯正 

4.等尺性運動(アイソトニック運動 

5.膜(ファシア)療法 

6.マッサージガン 

7.高濃度酸素水噴霧器 

1、腰痛や肩痛など痛みの症状

患者さんが最も多いメインの症状です。

検査後、初期や重症な場合は高濃度酸素水噴霧器、その後PLT療法、モビライゼーション、矯正、.等尺性運動(アイソトニック運動)、補助的にマッサージガン、最後に新骨盤整法で全身的に整えます。

PLT療法、PLT療法、モビライゼーション・矯正、等尺性運動(アイソトニック運動、マッサージガン 新骨盤整法

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2.アトピーや喘息などアレルギーの症状

検査後、高濃度酸素水噴霧、PLT療法にて神経開放、補助的に膜施術し新骨盤整法とPLT内臓、頭蓋施術を行います。

痛み症状の施術に比べ、自立神経や内臓、脳脊髄液の循環に注力します。

また施術前には加圧トレーニングを行い、成長ホルモンの分泌、末端に至る血流の向上を促します。

高濃度酸素水噴霧、PLT療法・神経開放、膜施術、新骨盤整法、内臓、頭蓋施術

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3.自律神経や定期的なケア施術

自律神経症状や定期的なケアの場合、PLT療法により末端の神経開放、関節のモビライゼーション・矯正、補助的に等尺性運動、膜、マッサージガン、高濃度酸素水噴霧器、最後に新骨盤整法で全身的に整えます。

痛み症状施術とアレルギー症状施術の中間のような割合になります。

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PLT療法、モビライゼーション・矯正、等尺性運動、膜療法、マッサージガン、高濃度酸素水噴霧、新骨盤整法

セルケアや日常生活指導

 

 

9.セルケアや日常生活指導

来院された患者様には、施術の効果を最大限発揮出来るよう適切な日常生活の動作、習慣や

考え方などのアドバイスを行っています。

その方の症状や年齢、生活習慣により回復のスピードはまちまちですので、それぞれ内容は異なります。

施術の効果をより発揮し改善点は、良好な睡眠や適度な運動、バランスの良い食事、正しい姿勢、健全なメンタルが大事です。

誰でもわかる当たり前のことですが、忙しさにかまけて大半の方が実行出来ない状態です。

基本的な情報をより効率よく、効果的にわかりやすくアドバイスします。

良質な睡眠

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良質な施術とは、施術後に更に効果が発揮される施術をいいます。

ただしどんなに良い施術であろうと、良質な睡眠が無ければ効果は激減してしまいます。

回復力が向上させるには自律神経を副交感神経優位にし、睡眠の質を向上することが重要になって来ます。

睡眠を改善、良化する為の情報やテクニックをアドバイスします。

適度な運動

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痛みを感じて来院される患者さんは、運動をして良くしようとするタイプと運動をせずに良くしようとする2つのタイプに分けられます。

運動するのも安静にするのもどちらも正解ですが、始めるタイミングや休むタイミングが有ります。

そのタイミングを誤ると、より症状を悪化させたり改善を遅らせたりします。

適度な運動とはその動作だけでなく、タイミングや運動量が正しい場合に効果が発揮されます。

バランスの良い食事

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五大栄養素や食物繊維、水分など適度に摂ることでより安定的に改善します。

日本人は少し前は「足し算」の健康法が主流でしたが若い世代を中心に「デトックス」という言葉や概念が一般化し無駄を省いた「引き算」の健康法が取って代わろうとしています。

どちらもやり過ぎれば健康を損なうので、これもバランスが大事で年令や体格を見ながらのアドバイスを行います。

正しい姿勢

現代はスマホ、パソコンが普及し前かがみの猫背になっている方がとても増えました。

元々農耕民族の日本人は、欧米人と違い骨盤が後傾しており猫背が多い民族です。

猫背や反り腰などの不良姿勢は痛みや体調不良の原因だけでなく、脳や精神、心の不調の原因になります。

不良姿勢を無くし、症状の改善を促すために適切な姿勢や動作をアドバイスします。

健全なメンタル

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健全なメンタルも症状の改善には重要な要素です。

実は思考感情も脳の信号なので、言葉や動作で刺激を入れることで信号を良い発信をしたり、ポジティブな思考に変えていくことは可能です。

ネガティブでストレスフルな状態から、ポジティブかつリラックスした状態で回復力を高めていくアドバイスを行います。

 

 

 

 

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